ダメな母親か、善い母親か

認定講師の東山知帆里です。

受験生を持つお母さんは、色々と気を揉む時期かもしれませんね。


「親が心配しても仕方ないから、気にしない」 

「人生には必要なことしか起こらないから、大丈夫」


そんな風に大らかな気持ちでいられたら良いのですが、ヤキモキしてしまう方もいらっしゃると思います。


私には中学三年生の息子くんがいます。

自分のことだと「何があっても大丈夫」そう思えるのに、心配したり、「何とかなる」とゆったりした気持ちになってりしています。



彼はゲームばかりしてきた子だったんですね。

 

それが、5月ぐらいに行きたい高校が見つかってからは、人が変わったように勉強するようになりました。

 

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それでも、毎日スマホは欠かさず、2時間近くやっています。

 

「多いよね」そう思いながらも、頑張っているのを見ているし、模試の結果も上がってきていたので

「息抜きも必要だよね」

そう思えていたんですね。

 

それが、そう思えなくなってしまったんです。

 

 

自分の状態によって、許せることは変わる

 

10月の模試の結果が届き、ガクンと偏差値が下がってしまいました。

 

 

その時は、彼が落ち込んでいるだろうと思ったので、彼が塾から帰ってくるのをいつも通りに迎えました。

 

塾の先生から結果を聞いていた彼は、私が普通だったのにビックリしたようで

「結果みてないの?」と聞いてきました。

 

「見たよ、凹むよね」というと

「うん、ヤバい」と落ち込んでいたので、彼にどうしたい?と聞くと

「(志望校に)行きたい」とのこと。

 

「この時期にこの結果は、相当がんばらないと厳しいよ」と言うと、

「やる、がんばる」と言うので、行かせてあげたい、応援してあげたい、そう思いながらも、正直少し不安な気持ちもありました。

 

そんな状況で迎えた中学校での三者面談。

 

「もう少し現実をみてください」

そう言われるのを覚悟して行ったのですが、 先生は厳しい状況なのを気遣ってくれ、

「志望校を変えてみては?」

とは言われなかったんですね。

 

ただ、

「滑り止めの高校をどうするおつもりですか?」

そう聞かれたとき、私が曖昧な返答をしてしまったので、先生は心配になったらしく、


「お母さん、お仕事がお忙しいようですが、今、大事な時なので、この時期はもう少し息子さんにお時間を取ってあげて下さいね」


そう言われてしまいました。

 


そのとき 私が落ち込んでしまったので、先生も

「お母さんを責めている訳ではありませんよ」

とは言ってくれたのですが、

 

「お母さんの考えがまとまっていないようなので、次回の面談までにお子さんとよく話し合って、考えをまとめてきて下さい」

そう言われて面談が終わりました。

 

 

その後、家に帰ってから、あっけらかんとしている(様に見えただけですが)息子くんに妙に腹が立ってきて、普段は息抜きも必要だと思えたスマホ

 

「もう少しスマホの時間減らして!」
「この状況、どう思ってるの?自分のことなんだから、もう少し自覚を持ってよ!」

と、八つ当たりをしてしまいました。

 

 彼は項垂れた様子で、家を出て塾に向かいました。

 

ネガティブな気持ちの対処法

 

そんな彼の後ろ姿を見たら、頑張っているのに結果が出なくて落ち込んでいるのは息子君の方だと分っているのに、何であんなこと言っちゃったんだろうと反省したり、後悔したり、悲しくなったり、でものんびりしている息子くんに、やっぱりイライラしたり・・・

 

こんな風に思考がごちゃごちゃしてる時や、抜け切れない悩みや嫌な気分になったときに、活用しているのが「右手左手ワーク」です。

 

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こちらのブログでも何度かご紹介しているのですが、このワークは自分の内側を整理整頓してくれるワークです。


このワークをすると、思考がクリアになったり、自分の思い込みから抜け出して、嫌な出来事に対する捉え方が変わったり、ということが起きてくるんです。


詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

ryc-method.hatenadiary.jp

 

このワークをすることで、自分に対して、無意識に付けている「解釈」を見つけたり、自分の癖を見つけることができ、自分が自分のことをどう思っているのかに気づくことも出来ます。

 


私は息子くんにイライラしているようでも、本当に嫌だったことは、担任の先生に言われた

「もう少し息子さんにお時間を取ってあげて下さいね」でした。

 

自分が気付いていることのその奥に、本当に嫌だったことが隠れていたりするんですね。

 

 

そう言われて私の頭の中がどうなっていたかというと、


「ちゃんと考えてるよ。学校説明会だって行ってるし、仕事ばっかりしてる訳じゃないのに!」

 

「行きたい高校に行かせてあげたいけど、不安な気持ちもあるのがいけないの?」

 

「彼と話し合いをしてないわけじゃないのに、何で子供のことを考えてないって決めつけるの!」

 

「彼がやりたいと言うことをやらせてあげたいから、そのためにお金を稼ごうと思って仕事もがんばってきたのに、何でそんな事を言われなきゃいけないの?」

 

こんな感じで色んな気持ちがごちゃまぜになって、怒りと共に悲しみとか虚しさとか、ネガティブな感情が出てきていたんです。

 


こうやって、気持ちや感情を抑え込まずに、どんどんと吐き出すことって大事なんですね。

 

自分の奥深くに押し込んでしまい、自分が気付いてあげないでいると、思いがけないところで感情が爆発してしまいます。

 

なので、ワークをやる前に、いっぱ自分の気持ちや感情を吐き出してあげると、頭の中の整理整頓もしやすくなります。

 

 

 私はダメな母親

 

右手左手ワークからどんな解釈を持っていたから悲しくなったのか、嫌な気持ちになったのかを探ることができます。


 

私の中には、

「私はダメな母親だ」という解釈が在りました。

 

このワークでは、出てきた解釈の表現を変えることをするのですが、そうすることで「これはこうである」と決めつけてしまった解釈から抜け出すことが出来るんです。


先生はただ「息子さんにもう少しお時間を取ってあげて下さいね」と言っただけなのに、私は勝手に傷ついて悲しくなって、息子くんに八つ当たりしていたんだってことに気づけます。


 

コインに表と裏があるように、解釈にも表と裏があるんですね、なので反転します。

 

「私はダメな母親だ」

「子供は素晴らしい」

となりました。

 

 

 先生は、一言も私のことを「ダメな母親ですね」とは言って無いんです。

私に酷いことも言ってません。

むしろこの厳しい状況を考慮して、気を使ってくれてました。

 

それなのに、そう取れなかったのは

「私は善いお母さんにはなれない」という前提があるなで、


「私はダメな母親だ」

という解釈が生まれ、そのことを責められているように感じてしまったのです。

 


でも、「子供は素晴らしい」

というように表現を変わったことで、

 

「子供は素晴らしいのだから、彼の可能性を信じよう」

そう思えるようになりました。

 

そして、私は良い母親になろうとしなくて良いんだよな、とも思ったのです。

 

解釈が変わると、このように現実も変わってくるんです。

 

ダメな母親か、善い母親か

 

私は以前、良いお母さんになりたくて、頑張っていた時期があります。

 

色々と学んできたお陰で、良いお母さんになろうとしなくてもいいんだな、と思えるようになってきました。

 

それでも私にとっては

「良い母親でなくてはいけない」

というのが根深くあって、たまにこうやって潜在意識が

「またやってるよ」ってお知らせをしてくれます。

 

そしてね、

「もっと息子君のこと信頼してあげてね」 

って教えてくれるんです。

 

  

「また良い母親になろうと無理しちゃってたな」と、

そのことに気づいて、息子君が帰ってきたら謝ろうと思っていたら、家を出る時は辛そうな顔をしていた息子君が、帰ってきたご機嫌で(笑)

 

「どうしたの?」と聞くと、

「過去問でスゲーいい点取れた」と嬉しそう。

 


「良かったね、安心したね。

さっきはお母さんゴメンね」と伝えると、

 

息子君は

「いいよ、ぜんぜん気にしてないよ」

と返してくれるのですね。

 

息子君の方がよっぽど大人でした。

 

 

「やっぱりお母さんは、良いお母さんにはなれないみたいなので、また良いお母さんになるの諦めました」

そう伝えると(このやり取りを何度かやっているのです)

 

息子君は、またあっけらかんと

「お母さんはダメなお母さんじゃないよ。だから、そのままで良いいよ」

そう言ってくれました。

 

 

自分がダメな母親だと思い込んでるだけで、子供はそんなこと思ってないんですね。

 

「ダメな母親か、良い母親か」

そんな基準なんて持ち合わせていなくて、

「ダメな母親でも、善い母親でもどちらでもいい」

そう思ってくれているのかもかもしれませんね。

 

 

子育てをしていれば

「自分は親として役目を果たせているだろうか」

「自分は良い親だろうか」

という疑問が何度も湧き上がると思います。 

 

その度に、容赦のない現実を突き付けられ、みたくない自分を見せられて、目を背けたくなるかもしれません。

 

「ゆったりとした気持ちで子どもを見守ってあげたい」そう思う気持ちとは裏腹に、「あれはやったの?」「これはこうしたら」と、つい言い過ぎてしまうことがあるかもしれません。

 

色んな情報が入ってきて心が揺れ動き、何を信じていいのか不安になることもあると思います。

 

本当に伝えたいことを子供に伝えられず、感情的になって後悔することもあると思います。

 

 

でも、これらネガティブな ことではないんですね。

 

自分を見つめ、自分を受け入れた上で築くことが出来る関係性もあると思うのです。

 


RYCでやっていることというのは、子供を変えるとか、ダメなところを直させるというものではありません。

 

自分の何かを消すとか、思い込みを止めるということでもありません。

 


ただ、「これはこうだ」と決めつけてしまった視点を変え、本来の自分の良さに目を向けられる様にすることです。

 

その過程で自分を深く知り、受け入れるというとこが自然と出来るようになり、その結果、周りの人のことも受け入れられる様になっていくのです。

 

 

溜め込みすぎて自分がいっぱいいっぱいになってしまわない様に、上手に吐き出したり、整理整頓するために、このワークをぜひご活用くださいね。

 

 

右手左手ワークも体験できる初級講座はこちら

 

ryc-method.hatenadiary.jp

 

 
右手左手のワークについては、こちらの記事をご覧ください。

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RYC®メソッド認定講師 東山知帆里

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