自分の感情に鈍感になると、本音は見えにくくなる

本音で話せば、コミュニケーションはとても上手く行きます。

分かっているけれど、なかなか本音って伝えられないものです。

本音で語り合いたいと思っていても、

自分の本当の気持ちが分からないことには、伝えることもできません。

 

自分を良く見せたいとか

相手に嫌われたくないとか

いろんな気持ちが隠れていると

無意識に、自分にうそをついてしまうような状態になってしまいます。

 

私自身、フッと浮かんだ気持ちを抑えるクセがあります。

小さな感情の一つ一つをなかったことにして、見過ごしてしまうと

次第に、自分の感情に対して鈍感になっていくでしょう。

   

  

 

本音ってどこにある?

 

本音とは、表面的に感じている不満や、怒りではなく

もっと奥にあるものです。

感情は、本音ではなく、本音を知るための大切なきっかけです。

  

感情を感じないように、伝えないようにすると

奥にある本音も伝えることができないのです。

 

 

私たちは、何かを感じるときは

いろんな解釈や、自分だけの価値観などで判断したあとに

感じています。

 

価値観や解釈によって、何かしら感情が生まれます。

 

本音には、いろんな価値観や感情がくっ付いているのです。

それらを外していくことでやっと自分の本音が見えてきます。

 

 

例えば、私には

「思ったことを言ってはいけない」という価値観がありました。

  

これは、過去の経験から

私が必要だったから持ち続けたものです。

  

本音に、この

言ってはいけない」という価値観がくっ付いていると

なかなか自分の本音が見えにくいのです。

 

価値観に隠れて見えない状態です。

感情を味わうことで、持っている価値観が見えてきます。

 

 

なんで持ってしまったんだろう?こんな価値観

 

 

「本音を言う」ために

言ってはいけない」という価値観はとても邪魔なものです。

 

そんな価値観がなければ

私は相手に自分の素直な気持ちを伝えることができます。

 

なぜ、この価値観を持ってしまったのでしょうか?

 

 

それは、思い出すことがなかなかできないくらい

幼い頃の記憶と繋がっているのです。

 

 

子供の頃、母は

とても忙しくて、仕事ばかりしていました。

家に帰ってこないこともあり、

小学生だった私は会える時間がほとんどなかったと思います。

 

子供ながらにいろんなことを理解した上で

私は「さみしい」とか「帰ってきて」と言わない選択をしたのです。

 

我慢することが、母への最大の愛情表現でした。

そのために、感情を感じることすらも

無意識に抑圧して感じにくくなってしまったのでしょう。

 

自分の気持ちを伝えることで母を困らせてしまう。

母のつらさが分かるからこそ、言ってはいけないと固く誓ったのです。

 

 

これが、

「気持ちを素直に言ってはいけない」という価値観を創り出していました。

 

 

でも、これは子供の頃には良い価値観だったはずなのです。

だから、そのままずっと私は持ち続けてきました。

無意識にです。 

 

これがどうも大人になってくると段々上手く行かなくなってきます。

 

 

価値観を手放すとき

 

 

子供の頃は、その価値観を持っていることで

物事が上手く運んでいたのです。

 

しかし、私たちは身体も心も成長しています。

 

身に着けている価値観は洋服と同じように

大人になるにつれて合わなくなっていくものです。

 

古い服をいつまでも着ていれば、窮屈だったり、ボロボロだったり、と

不具合が出てきます。

 

その不具合が、今現在問題と感じる出来事です。

 

 

今まで通りやってきたのに、

なんだか上手く行かない。

 

良かれと思ってやってきたのに、

誰も喜ばない。

 

しかも、この

良かれと思って・・・というのは

ほとんど、無意識にやっていることなので

自分ではなにが起きているのかも

理解できていないことが多いでしょう。

 

 

サインは、

上手く行かないなと感じる現実です。

 

 

それは、

持っている価値観がもう古いから

新しいものに変えましょう!というサインなのです。

 

 

新しい価値観って?

 

 

古い価値観は

「気持ちを伝えてはいけない」でした。

 

新しいものは、その逆の

「気持ちを伝える」です。

 

 

あ、そうか!じゃぁそうしましょう!と

そう簡単にはできません。

なぜなら、

「言わないこと」が私にとっての

とても大切な愛情表現だったからです。

相手が大切であればあるほど、

伝えられないのです。( ̄▽ ̄)

 

潜在意識は、私たち自身が喜んでいると思って

習慣化された価値観をもとにいろんな情報を見せてくれます。

 

 

あなたが大切にしているのは

「ガマンして言わないこと」でしょ?

とでも言っているかのように。

 

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私が頭で、

「言いたい」と思っても

一度、大切なこととして習慣化されたシステムは

なかなか簡単に変わってくれません。

 

 

それを変えるには

新しい価値観で生きることを

意識的に取り組んでいかなくてはいけないのです。

 

 

習慣を変える

 

 

つまり、

慣れない「言う」をやり続けることです。( ̄▽ ̄)

 

きゃ~、エネルギー使う~~。

 

やり続けた結果

良かったなぁ、と思えるような

現実体験を積み重ねていくことが大切です。

 

 

コツコツ、潜在意識に教えていくこと。 

新しい、料理を作ってね♪とコックさんに伝え続けていくことです。

 

 

 

初めは、やりにくくて

上手く行かないこともあります。

それは、慣れていないから仕方のないことなのです。

 

 

そのやり方、今までダメだと思ってきたから。

そのやり方、知らなかったから。

そのやり方、怖かったから。

 

 

でも、きっとあるはずです。

言ったことでとても上手く行った経験が。 

 

少ない経験を増やしていくことです。

ゆっくりでもいいから。  

 

自分のために、相手のために、

大切だと思って持っていた価値観です。

悪者ではありません。

 

 

大人になって、そのせいで上手く行かなかったとしても

古い価値観が悪いのではありません。

 

 

勘違いしたまま

相手に愛情を表現していたんだな、というだけのことなのです。

 

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つまり、

私は相手のこととても大事に思っていたんだな、と

気付くのですね。

 

 

自分のことは、ほとんど分かっていません。

たった、数パーセントの顕在化している情報の中で

自分のことを理解しようとしていても

無理があります。

 

 

意味が分からない自分の行動は

たくさんの潜在化した情報の中に

答えがあるのです。

 

 

もっともっと、自分らしく生きるために

無意識と付き合っていきたいものですね。

 

 

  

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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