やたら不安に包まれてしまうとき

最近、困った状況が続いて

私はそれに対して

こうしたら良いかな?これがダメならこうしてみようかな?

と、いろんなことを試みました。

 

あれもこれも上手くいかない・・、どうしよう。

私のできることってなんだろう?

 

そのうちに

私は、ただ起きたことに対して

対処をしていただけ

ということに気付いたのです。

 

  

 

起きた出来事を消そうとしてしまう 

 

私たちは嫌な出来事が起きると、それを解決しようとします。

 

これはごく普通にしてしまうことですが

潜在意識の仕組みで観ると

過去の出来事を消そうとしていることとなります。 

 

言葉にすると

過去を消そうとする、なんてことは無理だと分かりますが

 

私たちは、現実に起きていることを

もう、起きてしまったことなのに

変えられるとどこか信じてしまいがちです。 

 

そのため、

対処したり、問題を解決することだけに意識を向けてしまい 

潜在的な仕組みと全く逆の行為をしてしまうのです。

 

 

無意識の状態を観察する 

 

私たちが心地よくないと感じるのは

 

出来事そのものではなく、

それに対して浮かび上がる

ネガティブな自分の感情や思考が心地よくないのです。 

 

心地いい気分で居たいため

起きた出来事を変えようと努力しています。 

 

 

困ったな、嫌だな、解決しないかな、と、思考しているとき 

私は、無意識に「不安な状態」となっています。

 

そこから、

緊張した身体の反応が生まれ

そこから、

解決しなくては!という価値観が生まれ

その結果、

嫌だな、困ったなという感情や思考が生まれます。

 

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私たちが感じている困った状況とは

困ったと思考が判断している状況です。 

 

問題を解決したいと思っていますが

それは、

出来事を変えることではなく

困ったという思考から

大丈夫という思考に変わるとき、

不安が解消されたと感じるのです。

 

大丈夫という思考が生まれているとき

無意識に「安心した状態」になっています。

 

 

つまり、

困った状況が変化するというのは

無意識が、不安な状態から安心した状態に変化するときなのです。

  

安心した状態になるには

どうしたらいいの?と思いますね。

  

安心しよう!と思考しても

身体が緊張したままでは

なかなか安心することは難しいのです。

 

 

結果として感情が生まれる

  

緊急事態になったとき

私たちはその瞬間、感情を味わうことができません。

 

感情や思考は

無意識に起きた反応の結果として

後になって浮かび上がってくるものなので

 

今まさに起きているときは

感情を味わうことはできないのです。

 

これは、うれしいことも悲しいことも同じです。

 

 

例えば、何かに感動しているときなど、

それは身体の反応であって

素敵~!という感情や思考は

ちょっと後になってから気付いています。

そのような経験があるのではないでしょうか?

  

 

ネガティブな状況に於いても

出来事が起きている瞬間は何も考えることはできませんが

しばらくすると

次第に浮かび上がってきます。

  

そのネガティブな感情に対して

 

不安になってはいけない!

ポジティブな考え方をしなくてはいけない!

安心しなくてはいけない!と

否定してしまいます。

 

 

無意識の状態と感情の扱い方

  

身体がキュッと固くなっている状態のとき

心地いい思考は浮かび上がりません。

  

無意識の状態が変わることで

浮かび上がる思考が心地良いものに変化し

結果的に、困った状況が解消されたと感じます。

  

不安から安心な状態になるにはまず、

潜在化している感情を顕在化する必要があるのです。

 

 

大人になると私たちは、困難に対して

泣き言を言ってはいけないとか、

強くならねばいけないとか、

くよくよしている場合じゃないとか、

感情を味わうことを避けようとします。

 

前向きに生きることが素晴らしいと信じ過ぎて

自然に浮かび上がる感情を

なかったことにしようとするのです。

  

頭で前向きになろうと考えても

無意識の状態が変わらなければ

浮かび上がる思考も変化しません。

  

 

まずは、

小さな不安や悲しみ、怒りなども

一旦、認識することが大切です。 

 

 

困ったことが起きた

あぁ、私悲しいんだな。

あぁ、私怖いんだな。

こんな悲観的なこと考えてたんだな。

知らないうちに、妄想が大きくなっていたんだな。

 

などと、自分の気持ちをみつめてみましょう。

 

 

分かって欲しい気持ち

  

私たちは、

他者に自分を理解して欲しいと思います。

 

私の気持ちを分かって!と思っていますが

実は、

自分が自分の気持ちを分かってあげたとき

一番、安心感に包まれるのです。

  

つまり、

何かの出来事によって不安になったとき 

自然と浮かび上がる感情を止めないで 

どんな小さなものであっても全て気付いてあげることが大切です。

  

あ~、私こんなこと感じていたんだ

と分かったとき

 

無意識の状態は「安心な状態」に変わっています。

 

身体の状態も、少しほぐれていることに気が付くでしょう。

 

 

潜在化している絡まった感情を顕在化し

自分が自分の気持ちを分かってあげたことで

無意識の状態が「安心した状態」になり

そこから生まれる感情や思考が変化し始めます。

 

 

不安をなくそうと意識するのではなく

 

潜在化している感情を顕在化することによって

無意識の状態が変化し

自然と、思考することが変わるのです。

 

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どんな人でも、大なり小なり

現実の中にネガティブに感じる出来事は起こります。

  

それは、努力によって解決できる些細なものから

人の力ではどうにもできないこともあるでしょう。

 

 

出来事そのものは変えることができなくても

私たちは、無意識を使って

自分の中から生まれる

感情や思考を変化させていくことができるのです。

 

 

問題を解決したいと思っていても

私たちの本音は

ただ、安心したいだけ。

大丈夫という思考を浮かび上がらせたいだけなのです。

   

そのためには、

出さないように、感じないようにしている

潜在化した感情を顕在化すること。 

 

自分の感情に気付くことによって

安心した状態になっていきます。

  

浮かび上がる感情を改めて問題視しないことも

とても大切なポイントです。 

 

こんな気持ちだったんだね、と

ただ認めてあげるだけ。

  

それが

とてつもない安心感を創り出すのです。

  

 

たとえ、状況は変わらなくても

出来事に対する考え方が変わります。

  

困った状況が

なんとかなる状況に感じられることでしょう。

  

やたら不安に包まれてしまっているときは

自分の気持ちを大切にしてみてください。

 

浮んだらそのままにしてあげてください。  

次第に、無意識の状態が変わり始めます。

 

 

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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