妄想劇場が現実になるとき! コミュニケーションは脳内で起きている

 

私たちが認識している現実は

すべて

過去の経験から蓄積された情報をもとに判断した結果、

感じている世界です。

 

 

生まれてから今まで経験してきたことが

情報として潜在意識に蓄積されています。

 

 

これらの情報が組み合わさって

無意識の解釈や価値観などが創られています。

 

 

仕組みで学ぶと

あぁ、そうなんだ~と理解できますが

この無意識の仕組みが

実際の日常では常に起きているということを

私たちはつい忘れて

目の前の人を決めつけてしまうものです。

 

  

何かを感じた瞬間、思い込みはすでに作動している

 

 

先日、パートナーとのやりとりで

この思い込みが常に働いていたなと感じました。

 

 

コミュニケーションというレベルでもなく

会話にもなっていないくらいの状況でしたが

私の脳内劇場はどんどんドラマチックになっていきました。笑

 

 

パートナーは最近、体調不良なので私がいろいろと世話をしている状況です。

 

 

彼の表情を見て、

なんだか機嫌悪そうだな、怒ってるのかな?と感じた途端

脳内では自動的にストーリーが展開していきました。

 

 

図にするとこんな流れです。

 

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私の中で妄想劇場が繰り広げられているのがよくわかります。笑

 

  

 

自分と相手、それぞれが

過去の経験したこと(潜在意識の情報)をもとに

目の前の状況を判断し、

次の行動を決めています。

 

 

その行動を見て、またさらに

 

過去の経験したこと(潜在意識の情報)をもとに

お互いが相手のことを判断し、

次の言動を決めるのです。

 

 

妄想が妄想を生み続けるわけです。

 

 

このように、

私たちは次々と起こる状況を

まるで過去の再生をしているように

判断しています。

 

 

例えば、

私が子供の頃、

親が怒っているとき、表情がとてもきつかった

という記憶があり

表情がきつい=怒っている

というリンクが繋がっています。

 

すると、

自分に対して怒っているかどうかわからないのに、

過去のプログラムが再生し

目の前の人がきつい表情をしていると

「私が悪い」という思い込みを自動的に創り出すのです。

 

 

「私が悪い」という無意識に起こる思い込みと

「私は頑張っている」という今の認識とが

入り混じって

 

私の中で

「なんでわかってくれないのよー!」

という心の叫びとなるのです。( ̄▽ ̄)

 

 

それが嫌な態度となり

彼がそれを見て

あ、怒ってるんだ・・・

と、感じるのです。

 

 

 

お互いが「思い込み」で創られた世界を見ています。

それぞれが本音とは遠ざかっていくことでしょう。

 

 

自分の無意識に起きているプログラムに気付くこと

 

 

しかし、相手自身が無意識に持っている

思い込みや価値観などは

こちら側がどうにかすることは不可能です。

 

 

先ほど、私たちのコミュニケーションを解説しましたが

これすら、私が想像している世界にすぎません。

 

 

すれ違いのコミュニケーションを終わらせて

本音を伝えあえるようにするには

 

スタートの時点で作動している

自分自身に自動的に起きているプログラムに気付く必要があります。

 

 

相手の表情を見て、

「あれ?怒ってる?私何かした?」という思考が

自分自身の本音(コア)ではなく

自分が「持っている」解釈であるということです。

 

 

勝手な思い込みと自分自身を一体化させた状態では

ニュートラルな出来事が問題や悩みとして感じられます。

 

 

悩みに振り回されないようにするには

自分自身を思い込みと切り離す必要があるのです。

 

 

RYCメソッドでお伝えしている

事実と解釈を分ける「右手左手ワーク」なども

有効的な方法です。

なんかよくあるこのパターン・・そう感じるときに効果的!!(無意識の自分がみえるシリーズ②)  

 

 

コミュニケーションは、自分と「自分が脳内で創った相手」との関係

 

 

私と相手が話しているのではなく 

私が、私の脳内で創られて相手と、話しているのです。

 

 

 

彼から見たら

もしかしたら、何も起きていないのかもしれません。

いやたぶん、何も起きていません。笑

 

 

ただ、気分が悪くて表情が固かっただけ。

ただ、具合が悪くて静かにしていただけ。

 

 

出来事はシンプルです。

 

 

それを複雑にするのは

私たちの思い込み。

 

 

瞬間瞬間に、どんな思い込みを作動させて

目の前の人を創り上げているのか?

に自分自身が気付いていくことで

 

脳内の妄想劇場から降板することができます。

 

 

どれだけ仕組みを理解していても

この妄想劇場は自然と起こります。

 

 

過去のプログラムは自動的に再生されているからです。

 

 

しかし、

過去プログラムと、自分自身とを切り分けることで

無意識の思い込みと、本音(コア)とをしっかりと分けて認識することができます。

 

 

本音ではないコミュニケーションで

相手と気持ちがすれ違うのはとても残念なこと。

 

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強く反応したり、イラっとしたときは

自分のプログラムが再生しているときなんだな、と

頭を切り替えてみましょう。

 

 

私たち、

いや、私の脳内のコミュニケーションを

図にしたら

なんだか滑稽で笑えてきました。

 

 

常にシンプルでいきたいものですね。

 

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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