「こんな風になりたい♪」憧れの存在が遠い理由と、自分らしさへ近づくヒント

前回は、「願いごと」から見た

潜在意識へ届けているイメージのお話でした。

今日は、憧れの存在と、自分らしさのお話をしたいと思います。

  

 

 

憧れの存在と潜在的な仕組み

 

「こんな風になりたい!」というイメージがあるとします。

未来の自分を重ね合わせているのですね。

 

こんな風になれたら私もきっと

楽しい、素敵な未来になるだろう♡という願望が

憧れの人に投影されています。

  

憧れの人は、

自分にないものを持っているから憧れていると思っていますが、

潜在意識の仕組みから言っても

自分に全くない性質は見ることができないため

憧れている時点で、

その性質の一部は自分の中にも持っているということになります。

  

憧れる性質に対して気付けるということは

同じ要素を持っているからです。

 

美しい人に憧れるとき

自分自身の中に「美しさ」を理解できる力がないと

相手の美しさには気付けません。

 

美への意識が高いからこそ、

きれいな人を見て、自分もそうなりたいな~と思うのです。

 

 

これは、どんな能力でも同じです。

「まさか!そんなチカラ持っていないわ!」と思ったとしても、

それに意識を向けることができる(気付くことができる)ということは

自分の中に同じ性質があるからです。

 

 

悔しさも同じです。

相手が持っている才能や行動を

今の自分はできていないけれど、

無意識に持っていることを知っているからこそ

悔しいのです。

 

 

悔しさは、憧れよりも

自分が潜在的に持っている才能を薄っすら気付いている状態ですね。

憧れより、悔しさの方が

相手と自分との意識的な距離が近いかと思います。

 

 

憧れている対象と自分がなかなか重ならないのは?

 

 

こうな風になりたい!と思っているときと、

憧れの存在そのものになっているイメージのときと、

視野が変わります。

 

例えばこんな感じ。

 

 

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ただ憧れているだけの状態は、相手を一方向に眺めています。

 

 

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憧れの存在と同じ人になった(イメージをした)ときは

いろんなことが見えてきます。

 

  

あの人自身になったとしたら、私には

「何が見える?」

「どんなことやってる?」

「何を考えている?」 

と、イメージしてみると分かりやすいでしょう。

  

 

憧れの対象を眺めているときの無意識の自分の状態と、

憧れの人として居るときの無意識の自分の状態とは、

違うのです。

 

無意識の状態が変われば

浮かび上がる思考や感情も変わるので

自然と、選択することも、行動も変わっていきます。

 

結果的に、夢が叶うカタチになっていくはずなのです。

しかし、視野が変わったとしても

叶えるための行動に繋がらないこともあります。

それはなぜでしょうか?

 

 

視野が変わっても行動に繋がらないのは?

 

 

憧れの存在となってから眺めたときには

例えば、こんな想いが隠れています。

 

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憧れていただけの状態のときには見えなかった想いがあります。

 

それらを無意識に

知りたくない、受け取りたくないと感じているのです。

 

 

そのとき、なりたい願望は

ただの憧れとして遠ざけておきたいものとして

潜在意識に届いています。

 

見たくない、味わいたくない=本当はなりたくない

というイメージが届いています。

  

なりたいのになりたくない。

人間はとても矛盾した生き物ですね。 

 

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なりたいと言いつつ、潜在的には、

なりたくないと思っている自分を認めるのは

とても気分が良くないですね。

ガッカリです。笑

だって、なりたい!って願いを持っていることは

とても夢があって気持ちが良いですから。

  

本当は、なりたくないんだよ♪と

認めるのは嫌なものですが

自分自身が本当に望んでいることに気付けるのは

とても幸せなことです。

 

 

それを踏まえた上で

でもやっぱり、それが本当に憧れている未来のカタチだとするならば

どうしたら近づくことができるのでしょうか?

 

 

憧れにどうしたら近づける?

 

 

先ほどの図の

ネガティブに感じる部分を

受け入れることが大切です。

  

コインの表のデザインは好きだけど

裏のデザインは嫌いだから要らない!

と言っていることと同じですね。

  

嫌なこと受けいれろ!と

熱血に語っているのではありません。

(しんどいの好きじゃないので。笑)

  

 

無意識に見ないようにしてきたことの中に

自分の抑えている本質があるのです。

その本質を探していくことが

自分らしさを取り戻すためのポイントとなっていきます。

 

 

例えば、

私にも尊敬する憧れの存在がいます。

その人自身になったとしたら、

私は、具体的にどんなことが嫌なのでしょうか? 

 

いろんな人に注目されて煩わしい。笑

たくさんの人に慕われ、全てを受け入れるところ。

表に見えていない部分の行動量がかなりハード。

毎日コツコツ積み重ねていること。

などが出てきます。

 

これは、憧れの存在の方が本当に何を感じているのか?ではなく

見ている私自身が感じていることです。

それは、私の無意識が投影されているからです。

  

私は、あまり干渉されたくないし。

どんな人でも愛するって無理だし。

努力が嫌いだし。

飽きっぽいし。

と、感じています。

 

クールでテキトーな私が顕わになってきますね。( ̄▽ ̄)

やばい。

 

バレたらやばい!と思っているのは自分だけで。

これは自分だけの偏った解釈で見た自分の性質の一側面です。

 

良い言い方すれば、

クールは、冷静で的確な判断ができます。 

テキトーは、柔軟性があったり、緩んだ安心感があります。

 

テキトーは響きが悪いけれど、

柔軟性がある、ならウエルカム♡ですね。笑

 

 

こんな感じで、私たちは

同じ要素の性質を

あるときは良いと判断したり

あるときは隠そうとしたりしているのです。

 

 

ニュートラルに感じることができた本質を見ることで

嫌いだった自分の一側面を受け入れることができたとき

嫌だなと思っている現象も嫌ではなくなったりします。

 

なぜなら、

自分の本質に気付くために

意識を向けたただの現象だからです。

 

作業そのものや、体験自体を受け入れたくない!のではなく

その奥に隠れている自分の本質を

受け入れたくない!と思っているから、嫌だな~と思い込んでいるのです。

 

 

憧れているけれど遠い存在の人のことも、

嫌いな誰かのことも、

全て、自分の見たくない性質の一部分に気付くために

今、とても相手が気になって意識を向けているだけです。

 

なので、

自分らしさに一歩近づくほどに

その相手への過剰過ぎる意識は小さくなっていきます。

 

嫌いな相手はあまり気にならなくなり、

憧れが大きすぎて遠かった相手は

等身大になって近い存在となっていくでしょう。

 

 

 

気になる人。

気になる言葉。

気になる全てのことの中に

私たちがまだ見えていない、自分の素敵な性質が隠れています。

 

 

気になることがあったらどんどん自分を見つけ出していってくださいね。

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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