図で解説!?なぜ、人は悩むのか、苦しむのか…
RYCメソッド開発者 秦由佳の過去記事(2014年)をお送りします。
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図で理解!?
~潜在意識と価値観・世界観のこと~
ふと思い立ったので、図で書いてみました。
潜在意識の話です。
ちょっと小さいかな…アナログなんですみません…
まず、私たちには
顕在意識と潜在意識があります。
顕在意識とは「顕(あらわ)になった意識」のこと。
つまり「気付くことができる意識」のことです。
自分はこういうコトを考えている。
自分はお腹がすいている。
自分は腹がたっている。
自分はあれが好き、嫌いだ。
そういう「自分のこと」に気付く意識を顕在意識と言います。
たったの数%ですから、
ほとんど人間は「自分のことについて知らない」
ということが言えます。
その顕在意識を下で支えているのが潜在意識です。
ただし、潜在意識というを色々な人が色々な風に解説していますので、
わたしはあえて2種類の潜在意識がある、という説明をしています。
俗に、2層、3層という呼び名です(めんどくさかったので)
2層目は、わたしたちが生まれてから体験したことを蓄積し、
自分なりのデータを溜め込んでいるところです。
ここには体験した記憶とともに「感情」もセットで記録されていますので
人間の価値観はこの2層目にすべて書かれているとイメージしてみてください。
あえて言うなら、感情はすべて2層で起こっているものです。
↑この図からも分かるように。
3層目は、生まれてくる前に決めてきたシナリオのようなもので、
個人的な体験からくるものではありません。
2層目はジャッジまるだし、価値基準だらけ、
何が良くて何が悪いか、という基準で
データが書き込まれているのですが、
3層目は違います。
完全に、映画のシナリオのように
それが良いからとか悪いからとかではなく
「ありのまま」が書かれている感じです。
これを世界観、とわたしは呼んでいます。
世界観によって基本的に、人生は流れていくし
起こるべきことが引き寄せられるようになっています。
価値観は、過去のデータですから
何かをブロックしたり、不安を引き起こすイメージは
全部ここに貯蓄されています。
そうでなければ、安心・安全に生きていけないから、
これはこれでしょうがないですね。
2層目にとって大切なのはなによりも
「生命の安心安全」ですから。
3層目は、そんなことよりも「愛」を大切にします。
過去の経験からではなく、
純粋に自分が「こうであるから」という基準です。
だから、あるがままで完璧ですし判断は必要ありません。
確信的に「自分はこうである」
「人生とはこうである」
「わたしは、こう在りたい(こういう存在である)」という
絶対的で無条件な愛のカタチがここにはあります。
ただですね。この図↑からも分かるように、
すべての人はだいたいが、この2層目と3層目の間に
ギャップを持っています。
本当はこういう存在で、あるがままでOKなのに(3層目)
そうではない経験を元にした価値観(2層目)を持っています。
このズレが誰の中にもあるんですよね。
(つまり、あるがままでいてはいけない、
という思い込みが誰の中にもある)
あるがままであるとはどういうことか?
それを人が知る為には、一度
「あるがままでいてはいけない」
という幻想を抱きます。
つまり、2層目と3層目のズレは「必然」であるということです。
ズレが生じると、この間に感情が発生します。
特に負の感情は、このズレを教えてくれるので
何か嫌な感情を抱いた時こそ
「ありのままとはどういうことか」に気付くチャンスなんですよね。
じゃあどうするか?それがこの図↑です。
何かしらに対して問題意識が起こるとき、
そこには価値観と世界観のズレがあると思ってください。
このズレを発見する良いチャンスだと思えば
悩みとか不安とか、嫌な感情も
たいしたことない、って思えるかもしれません。
目に見える問題はすべてダミーですし、
他人や自分以外の出来事には問題の本質はないから
対象となる人や出来事に意識を向けても意味がありません。
大切なのは
「本当はこうである(3層の世界観)なのに
こうでなければと思い込んでいる(2層の価値観)」
のズレに気付くことです。
ここから問題意識や不安要素の本質的な変化がはじまります。
最終的にはこう↑です。
自分の中で、うまく価値観と世界観のズレを修復しましょう。
イメージは、その真ん中を見る感じです。
こうでなければいけない、という価値観は確かにある。
でも、ほんとうはこうであるという確信(本音)もある。
どっちが正しいとかではなく、
その両方を見る。
しばらく見ていると、
どちらでも良いし、というか、どちらもあって当然だし
悩むのもそりゃ、ズレがあるから当然だし、
あの人もこの人もあの出来事も…
すべて自分の「ため」に何かを教えてくれていたんだ、
ということに気付けます。
その気付きに「感謝」がうまれます。
この感謝こそが、価値観と世界観のズレを埋める
唯一のものなんですよね。
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2層と3層のズレがなくなるということは
単純に言うと、自分の本音に気付くのがはやくなる、し、
その本音に同化することが容易くなるということです。
考えていることとやっていることと起こる出来事
がすべて一致していくので
物事がスムーズなように思えるし、
感情で悩むこともありません。
ずいぶんと、心地よく生きられるようになるわけです。
誰かの為になりますように。
~~~~~~~~~(過去記事抜粋、ここまで)
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