どう言えば手伝ってくれるの? 伝わるという潜在意識の仕組み

仕事でも、パートナーに対しても

もっとこうして欲しいなと思うとき、ありますよね。

 

相手に「やってよ!」と言ったところで

相手は自分の思ったようには動いてくれないことがほとんどです。

 

仕事などで

相手に分かりやすく説明しても、何度伝えても

相手はやってくれない。

なんでかな?と疑問に感じていたことがよくありました。

 

 

パートナーシップに於いても同じです。

 

 

なんで、私ばっかりやらなくちゃいけないの?とか

もっと察してくれても良いでしょ?とか

心の中でモンモンとすることってあります。

 

 

「やってよ」と相手に伝えても

期待している行動に繋がらないのはどうしてでしょうか?

 

 

話した言葉が伝わっているわけではない

 

 

私たちは相手に自分の気持ちを理解して欲しいと思ってしまいますが

自分自身のことですら自覚できるのは

たったの数%の顕在意識領域しか気が付くことができません。

 

f:id:ryc-method:20180330154633j:plain

 

自分のことなのに

潜在的に持っている本当の気持ちなどは理解できないのです。

 

 

ましてや、

相手が私のことを察して理解するなんて

到底、無理なことですね。

 

 

 

例えば相手に

「やってよ!」と伝えたときは

どんなことが意識の仕組みで起きているでしょうか?

 

 

① 私が「やってよ」と言います。

 

② 相手には「やってよ」が聞こえます。

 

③ しかし、顕在意識領域で聞いたキーワードと

リンクしている潜在意識領域の情報が

瞬時に顕在意識に浮かび上がってきます。

それをもとに思考したり、発言したり、行動をします。

 

f:id:ryc-method:20180330154700j:plain

 

これは無意識なので、

本人の中ではなぜか知らないけれど

こんな気分になった・・という感覚を自覚します。

 

無意識の抑圧している情報と繋がっている場合は

モヤモヤ、イライラした反応となって

本人はなぜかわからないけれど、

ネガティブな感情が浮かび上がります。

 

 

やってよ!

という言葉が

相手の潜在意識の情報の中で

否定などのニュアンスと近い記憶と繋がっていたとしたら

危険だと思って受け入れないように自動的に働きます。

 

 

こんな感じです。

 

「やってよ!」と言われた

→あ、怒られた・・

→怖い・・逃げろ!

 

このような流れを無意識に作り出し

相手の話しを理解することができないような状態になります。

 

 

 

 

私は昔、仕事の時に

相手にやって欲しいことを伝え続けていました。

 

相手はどうみても、上の空。笑

 

伝えれば伝えるほど、さらに

理解不能みたいな表情になっていたのです。

 

 

今なら、わかるこの仕組み。

あの頃の私に教えてあげたい気分です。

 

 

自主的にやろうと思ってもらうには

 

 

相手にして欲しいことを直接言葉で伝えても

言葉そのものがニュートラルに理解されるのではなく

 

相手の潜在意識からリンク先の情報が上がり

それを顕在意識でキャッチして

理解しています。

相手の中にどんな情報があるのか?は

計り知れないものなので

どう理解されるのか?は本当の意味ではわかりません。

 

 

無意識に上がって来た情報に基づいて

私たちは行動したり思考しているので

その情報を「やろう」と感じるようなものにしなくては

相手の行動はいつまでたっても

やる方向には変わらないでしょう。

 

 

 

ちょっと自分のこととして考えてみましょう。

 

やろうと思いつつ後回しにしてしまう事柄はありますか?

では逆に、

どんなときだとすぐ行動に移せているでしょうか?

 

 

① メリットがあればやります。

喜ばれるとか、やってて楽しいとか。

 

② やることが明確であれば簡単に取り組むことができます。

分かれば(見えれば)できるということです。

よく、工程を視覚化したりしますね。

 

③ 慣れていることであればやれます。

好きとか嫌いなどの感情に振り回されないで楽にやることができます。

潜在意識の自動操縦システムは、

慣れていることを無意識に行うことができるようになるシステムです。

つまり、

慣れないことは、行為そのものにエネルギーが必要になると言えます。

 

 

 

では、パートナーに手伝ってもらうときは

どうしたら良いでしょうか?

 

 

実際には相手に何を伝えればいいのか?

 

 

先ほどの中で私が相手に伝えることができるとしたら

メリットと、見えることです。

(急に慣れることはできませんので)

 

 

ということは、

パートナーにやってもらうことで

私が嬉しい!と喜ぶこと。

 

そして、

パートナーに情報を見せることがポイントとなります。

 

 

 

ほとんどの人は

意地悪でやらないのではなく

分からないからやれないだけです。

 

 

何を協力したらいいか分からない。

こちらが何を困っているか分からない。

状況や状態が見えてきたらどう動いたらいいか気が付くので

実際に行動に移しやすくなってきます。

 

 

そこで私はパートナーにある時から

スケジュールを全て伝える

という行為にでました。

仕事も、遊びも全部です。

 

 

それまでは、

なんとなくのスケジュールしか伝えていませんでしたが

細かい情報をカレンダーに書いて

いつでも見られる状態にし始めたのです。

(スケジュールの時間や、締め切りなどが近ければ焦っている気持ちなども)

 

 

 

私の細かい情報が分かる。

すると、私が家事などの作業や

パートナー自身に関わることを世話するような行為が

スケジュール的に無理だと気付く。

つまり、

自分でやろうかな~、という考えが

パートナーの頭の中に自然と浮かびます。(顕在化)

 

 

私が相手にお願いする前に

彼自身でタイミングを無意識に計りはじめ

いつのまにか、いろんなことを

手伝ってくれるようになりました。

 

 

言われてからやるのと、

言われないで自主的にあるときでは、気分が違います。

 

 

言われてやるときは、無意識に抵抗が生まれますが

自分からやろうと思ったことは、

やらされている感がないので心地いいですね?

 

 

 

いろんなことが見えてくると

無意識の状態が安心・安定した状態になるので

会話を通してキャッチする言葉に対してネガティブな反応をしなくなってきます。

 

 

「やって欲しい」という言葉も

受け入れやすいキーワードになることでしょう。

 

 

パートナーや子供など、

なんで言っても言っても、言うこときかないの???やってくれないの??

とイラっとしたときは、

このような潜在意識の仕組みを理解して

伝える情報を工夫してみましょう。

 

 

不満を抱えたまま

イラっとした状態で伝えれば

相手は無意識に危険を感じて

受け取りません!という状態になっています。笑

そりゃ、言っても言っても伝わらないです。

 

 

不満が消えないときは、

RYCメソッドのワークで

無意識に抑圧している自分の性質を見つけてあげましょう。

無意識の自分がみえるシリーズ カテゴリーの記事一覧

 

 

潜在意識領域に蓄積して習慣化したい情報はなんですか?

 

 

相手が子供なら

一緒にやろうか、とか

相手がパートナーなら

自然と気が付くように情報を見せていくとかでも良いですね。

 

 

私は忙しいんだから、パートナーもやって当然でしょ!!という気持ちではなく

素直に嬉しいという表現を見せてみるのも大切です。

 

それは、

パートナーの潜在意識の領域に

「手伝うことで楽しい気分になる」という情報を蓄積することにもなります。

それが習慣化すれば、

自然と手伝ってくれるようになりそうです。笑

 

 

f:id:ryc-method:20180330153012j:plain

 

 

上手くいかないなと感じた今までのやり方を

ちょっと変えてみることで

あれれ?と思うような

変化が出てくるかもしれません。

 

 

これは相手を変えるためや、

自分にとって都合よく動かすための方法ではありません。

 

 

想いが伝わらないのは

相手に悪気があるのではなく

潜在意識の仕組みによって

理解したくてもできない状態になってしまっているときがある

ということをお伝えしたいのです。

 

 

仕組みを理解すれば

誤解が消えます。

 

コミュニケーションが上手くいかないときは

たいてい、お互いが相手のことを誤解しているときです。

 

 

見えている情報だけで相手を理解した風になるのではなく

無意識の情報も踏まえて

相手も、自分自身のことも理解してあげると

毎日が今まで以上に心地よく過ごせると思います。

 

 

仕組みを活用して

心地良い関係性を築き上げていきたいものですね。

 

 

 

  

講座、WSのお知らせ 

 

潜在意識デザイン協会が開催している、 全国の講座とイベントのスケジュール一覧です。

 

 

RYC認定講師 かなやまなほこ

http://ameblo.jp/appreciate0728/

 

 

Copyright © 2017 RYCメソッド All rights reserved.