誰のせいでこんな目に合ってると思うのよ!? 反射的に浮かんだ思考がカギを握っている

RYC認定講師の かなやまなほこ です。

 

先日、頼まれていたことをうっかり忘れてしまい

夫に叱られました。

世間でいう叱られるとは程遠いくらいのやさしいものですが。笑

  

夫 「あれやってないでしょ!」

私 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 「ごめんなさい・・・」

 

しゅん・・・となっていたのですが

珍しく何度も、忘れてしまったことをくどくど言ってくるので

私は内心、小さくイラっとしたのです。

 

私 (くどいなぁ・・) 

その瞬間、こんな言葉が私の脳内に流れました。 

私 (誰のせいでこんな目に合ってると思ってんの!!)

 

え??

誰のせい????

 

こんな目???

それって、どんな目???

  

勝手に浮かび上がる思考に自分が驚いたのです。

 

 

このとき浮んだ感情とリンクしている場面は、

今、叱られている問題とはちょっと違うものでした。

  

今、私が

「誰のせいで」と思考しているということは

私は彼のことを悪いと思っているのです。

  

実際は、

私の失敗で起きたことが問題になっているのですが(笑)

全く違うことを思い出していました。

 

 

自然と浮かび上がる思考は

私の持っている無意識の解釈を

教えてくれます。

 

 

反射的に浮かんだ思考に気付かされること

 

 

私たちは普段、無意識の状態を知ることができません。

無意識を知ったときには、意識しています。

  

無意識に持っている解釈がベースとなって

私たちは物事をいろんな意味に捉えています。

 

事実 + 解釈 → 現実

 

 

今回の場合、 

 

誰のせいで!という思考が浮かぶということは

相手のせいであると、怒っています。

 

私は普段、何か困ったことが起きたとき

誰かのせいだ!と解釈していると言えます。

 

 

こんな目に!という思考は

自分に起きている状況が

酷いものであると判断しているのです。

  

つまり、ここから言えるのは

私は被害者である

と無意識に信じていたということです。

 

 

もう、びっくりでした!

 

被害者だなんて

普段、全く考えていませんし

被害者意識があるとも思っていませんでした。

 

 

誰かのせいにしているなんて、

自分の人生に全く責任を持って生きていませんね。笑

  

 

 

何かをきっかけにして突然浮んで来た思考は

 

私たちが普段、全く触れることができないような

無意識の状態に気付かせてくれるのです。 

 

きっかけがないと気付くことができません。

 

 

気付いた瞬間、無意識の状態は変わっている

 

 

私は被害者である

という無意識の解釈があるから

 

誰かのせいで自分が困っている

という認識をします。

 

 

思い返してみると・・・

過去の出来事を

誰かのせいで今、こうなっている、と後悔していることあり

よく思い出していたのです。

 

この頃、困ったなぁと感じる出来事がいろいろと重なっている状況でした。

 

 

 

無意識の状態が「私は被害者」であるとき

 

外の世界(現実)は、自分が何か嫌なことを味わっているような

受け身でしんどい状況に見えてきます。

 

ニュートラルな出来事に対して

私は被害者であるという解釈を加えれば

何か問題に振り回されていると感じている現実となります。

 

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しかし、

なんらかの出来事がきっかけにこの解釈は気付くことができます。

今回は、夫に叱られるという出来事によって

私は、被害者であるという解釈に気付くことができました。

 

つまり、

外に映し出されていた潜在化情報が

顕在化したのです。

 

顕在化したということは、

無意識の状態が

被害者ではなくなった瞬間です。

 

現実世界は

潜在化している情報が映し出されているものなので

顕在化した瞬間、

それは映し出されなくなります。

 

無意識に加えていた解釈が

違うものに変わったので

見えてくるものが変わってくるのです。

こんなイメージです。

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くどくど言っていた夫は、

いつのまにか、違う話題をしていました。 

 

そのとき私の無意識の状態は、被害者ではないのです。

 

 

意識の世界は、偶然のようにも見えるかもしれませんが

このようにして、

意識の世界が変わると、瞬時に現実も違う景色を見せてくれます。

 

 

心地良い解釈を乗せてみましょう

 

 

私は被害者である

という無意識の解釈は

他の場面でも関係しています。

 

 

これに気付くことによって

勘違いして捉えていたいろんな現実が

気持のいい捉え方になっていきます。

 

 

違う解釈を持ったとしたら

どんな現実が見えてくるのでしょうか?

  

 

被害者は同時に加害者でもあります。

被害者であるということは

相手のことを悪い人であると言っているのと同じ。

つまり、加害者になっている瞬間でもあるのです。 

 

なので、

被害者の反対は、加害者ではなく

「誰のせいでもない」という世界になります。 

 

誰のせいでもないということは?

誰もが良かれと思ってやっている

ということです。

 

 

私は被害者である

誰もが良かれと思ってやっている

 

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後悔していた過去の体験などを

その新しい解釈を加えてみると

 

みんな、良かれと思って最善のことを

そのときしていたんだな~というように感じることができました。

 

 

あ~、長い間の

モヤモヤしたものが

きれいに晴れた気がします。

 

 

そうか、みんな最善を尽くしていたんだ。

 

 

夫とのコミュニケーションによって

ずっと握りしめていた過去の後悔が

す~っと小さくなっていきました。

 

 

 

きっかけを作った

私の失敗にも、

過去の後悔へも、

いつもと違ってくどかった夫にも(笑)

 

ありがとう

という気持ちが湧いてきます。

 

 

 

何かによって自然と浮んだ思考や感情は

普段、奥の方にしまい込んである

潜在化した情報を浮かび上がらせてくれます。

 

 

今、起きている出来事がどうであるか?が重要なのではなく

潜在化した情報によって

ただの出来事にどんな解釈を加えているのか?

気付くことが大切なのです。

 

 

私たちは、自分の付けた色で世界を彩っています。

 

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なんとなく日常が上手くいかないなと感じていたり

モヤモヤすることが続いているときは

付けている色(無意識の解釈)が

今の自分にとってしっくりこないものになっています。

 

 

顕在化することによって

持ち続けるか、違うものに変えてみるか、

選択することができるのです。

 

 

どんな色の世界を見たいですか?

見ている現実世界を気持ちの良いものにするためにも

無意識の状態を浮かび上がらせるコツを身につけいきましょう。

 

 

何かが起きた瞬間、

自分のことが分かるのは

とても嬉しくて、おもしろい体験です。

 

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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