緊張してどうにもならないとき

 

何年も前のことなのですが

初めて人々の前でカウンセリングをする機会がありました。

 

それはそれは、前日までがとても緊張でいっぱいな日々だったのです。

 

 

体調も万全にして、当日を迎えようとしていたのですが

風邪を引いて高熱が出てしまいました。

 

なんとか当日には回復して、予定通り行うことができました。

 

 

体調を崩したときは、

よりによってこんな大事なときに!

と、困ったのですが

実は、その逆だったのです。

 

 

 

 無意識にフォーカスしているところ

 

 

私は緊張し過ぎていて、こんな状態ではまともなカウンセリングもできなかったかもしれません。

 

もっと、復習しようと思ったり、

まだまだ、勉強不足かもしれないという不安が大きくなってきたり、

さらに、ネガティブな想像までどんどん浮かんだりして。

 

今から思えば、

それは潜在意識の仕組みから見ると

物事が良い方向に向かうはずもないようなことばかりやっていたのです。

 

 

 

風邪を引いて高熱を出したことで、

勉強するどころか

不安が浮かんで来たことへの対処なども忘れるくらい

体調を回復させることへ集中したのです。

 

 

これはいかん!

とにかく体調を整えなくては、全く意味がない!と。

 

 

その結果、私の意識は

未来への不安から

「いまここ」である私の身体に向き続けたのです。

 

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必然的に身体に意識が向くことで、

上手くいくかな?どうかな?という未来の不安でもなく

今までの失敗した経験という過去を思い出すことでもなく

「今」に戻り、平常心になることができました。

 

 

そのおかげで

長い緊張で数日間を過ごすことなく

あっという間に、不安を感じる間もなく

当日を迎え、

 

回復したばかりの私は身体の力も適度に抜けて

普段通りの力を発揮することができました。

 

 

未来への不安も、過去からの情報

 

 

何かに対して極度に緊張しているときや

不安などのネガティブな気持ちが浮かんで困るときには

 

無意識に未来や過去へフォーカスが向いています。

 

 

未来は、

まだ体験していないことなので分かりません。

 

分からないことに対しては私たちは不安になります。

それは、過去の経験から来る情報がないからです。

 

 

そのため、

過去の経験から似たようなものを探し出し

きっとこうあるであろう・・・という

推測をするのです。

未来への不安も、結局は過去の経験から導き出したものからイメージしています。

 

 

緊張したり、不安になったときは

意識が未来や過去に向いているときに起きているのです。

 

 

逆に

今に意識が向いているときは、感情に振り回されることがありません。

 

それは感情が生まれる仕組みをみればわかります。

 

 

感情がうまれるとき

  

 

感情は

解釈に価値観が加わることで生まれます。

 

解釈+価値観→感情

 

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という感じです。

 

 

価値観は、

過去の経験から作られます。

 

 

過去に経験した中で、

何かをしたことによって

叱られたとか、悲しい気持ちになったなどがあり、

 

それをすると危険であると判断した結果

再び、同じような嫌な思いをしたくないという

恐れの回避のために持ったものなのです。

 

 

つまり、

過去の経験と感情は深い関係性にあります。

 

 

そのため、

過去にフォーカスしていると

感情に振り回されるようになるのです。

 

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不安が大きくなったときは、

過去に意識が向いているとき。

 

 

意図的に「今(身体)」に意識を向けていきましょう。

 

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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