本来の自分に合う解釈を持つことで、人生がコアな世界観に近づいていく
私たちは、出来事にオリジナルな解釈を加えて
現実として認識しています。
例えば、
上司に「もうできた?」と聞かれたとき
どんな印象を抱くでしょうか?
やばい、叱られる
と感じる人も居れば
忙しいから手伝ってくれるんだ!
と感じる人もいるでしょう。
ただの言葉なのに、受け取り方によって
相手との関係性が全く変わります。
それによって、返す言葉や行動も違ってきますから
どう解釈しているか?によって
現実が違うものになってくるのです。
先日、RYCメソッドのメルマガで
事実と解釈の事例集を配布いたしました。
ご覧いただけたでしょうか?
問題の渦中にいるときには、自分の無意識の解釈によって
出来事を判断しているなんて思う余裕もありませんが
事例集は客観的に見ることができるので、
出来事をなぜそんな風に判断するんだろう?と
不思議に思いますよね。
それくらい、私たちは無意識に解釈を加えて
それが当たり前に事実であると信じ切って
現実に対して反応しています。
反応する現実には、自分に合わない解釈が加えられている
嫌な気分になったり、強く反応してしまうような現実には
自分にとって相応しくない解釈が加えられています。
過去の習慣化によって、いつも通りの解釈を加えているので
いつものパターンである現実を見ています。
いつも同じようなことが起きるんだよなぁ、
なんでだろうなぁ・・。
と、問題に感じたり悩んだりするときには
いつもの解釈がそろそろ変え時であることを教えてくれています。
例えば、
Aさんは親戚と会うのがとても億劫でした。
会わなくてはいけないと思うと嫌な気分になるのです。
事実は、「親戚と会う」だけです。
なんらかの解釈が加えられているので、
Aさんは、
会うのが嫌だな、と感じています。
Aさんは
「私は部外者である」という解釈を加えていたので
なんだか仲間外れのような、自分だけよそ者扱いされているような気がしていたのです。
Aさんは、この現実でネガティブな感情を抱いています。
ということは、
加えている解釈がAさんの本質とズレているということなのです。
コアなAさんに相応しい解釈を加えていたなら
現実は心地良いものになるか、特に反応することはありません。
現実で感じる感情や反応などを通して、
無意識の情報を探り、それらを本来の自分に近づけていくことで
自分らしい生き方をすることができるようになります。
コアな自分に相応しい現実に変える
加えている無意識の解釈が、コアな自分に合わないものであるならば
それを本来の自分に近づけていく必要があります。
ネガティブな反応をする現実に加えている解釈を見つけ出したら
それを反転するのです。
Aさんの例でいうと、
「私は部外者」という解釈がAさんのコアからズレているものです。
それを反転すると
「私は部外者」→「みんな仲間」「みんな身内」となります。
これがAさんのコアであり、本質なのです。
今まで習慣によって古い解釈を加え続けていたので
新しい解釈をみても、ピンと来ないこともあるでしょう。
もしかしたら、
強く抵抗することもあるかもしれません。
いつもの解釈を加えることで、いつもと同じような現実が繰り返されていたのなら
解釈が変わることで現実が変わり、
いつものパターンから抜け出すことができるのです。
なんでこうなるのかなぁ・・・と悩んでいた現実が
違うものに変化します。
加えている解釈が変わるので、現実に対する感じ方が変わるのは当然なのです。
シンプルに新しい解釈を加えた現実を採用していけば良いのです。
新しい解釈を採用する
先ほどの、事実にに新しい解釈を加えます。
新しい解釈が変わると、新しい現実に変わります。
それが本当にAさんの味わいたい世界観なのです。
しかし、
そう簡単に新しい解釈を加えられないわ!
と思う方も居るでしょう。
新し解釈は、不慣れなため
潜在意識の(クリティカルファクターの)ルールに反しています。
そのため、危険であると判断されるので、身体に反応が生まれるのです。
ザワザワしたり、不安になったり、するのは潜在意識の仕組みなのです。
なので、新しい解釈に慣れるしかないのですね。
それは、
今まで無意識に加えていた解釈を
意図的に
目の前の出来事を新しい解釈によって判断し
自分にとって相応しい現実を創っていくことです。
これは心のトレーニングのようなものです。
運動に慣れていない身体を、毎日のトレーニングで慣れていくのと同じです。
習慣が潜在意識にとって重要であると認識される仕組みなので
それを活用して、慣れていくことが大切です。
それでもやっぱり無理だもん!
と感じる場合もあるかもしれませんね。
何を無意識に求めているのか?
仕組みは分かるけれど、
解釈を変えるなんて難しいと感じるときは
変えたくないと、無意識に思っています。
いつも通りの解釈を加えた現実を体験することによって
どんなことを気付きたいのでしょうか?
もし、
Aさんが、新しい解釈を採用しないで
「私は部外者」という解釈を加えた現実を創造し続けるのなら
Aさんは、部外者である自分を体験することによって
私は寂しい、悲しい、という気持ちを
分かって欲しいのかもしれません。
新しい解釈に変えることは容易なのだけれど、
それに抵抗し、いつまでもコアから遠ざかった解釈を持ち続けているのは
何かを分かって欲しくて、留まっていると言えるでしょう。
分かって欲しいのは、親戚などの他者ではありません。
本当に分かって欲しいのは、
自分自身なのです。
私は寂しかったんだな、悲しかったんだな。
と自分が自分の本音に気付くことができたとき
もう、今までの解釈は手放し
コアな自分としての解釈を加えて現実を創ることができるでしょう。
潜在意識は、本来の自分に戻るために
いろんなサインを出してくれています。
それが、現実に対する感情や反応です。
現実を新しく創造することは仕組み上とてもシンプルな方法です。
いつもの現実を、新しい解釈によって捉えればいいだけですから。
しかし、それに抵抗が生まれるということは
他に気付きたいものがあるということ。
閉じ込めていた無意識の声に自分自身が耳を傾けてあげることが大切です。
他の現実にも同じ解釈が加えられている
なんらかの出来事を通して、見つけ出した解釈は
その現実だけに加えられているのではなく
他の現実にも無意識に加えられています。
もしかしたら、
仕事面や、パートナーシップでも同じ解釈が加えられて
悩んでいる現実があるかもしれませんね。
コアな自分として相応しい解釈を持つということは
人生そのものがコアな世界観に近づいていくことでもあります。
問題や悩みに感じている現実が
他の現実の悩みを解消するヒントになることもあるのです。
何か滞っていると感じていることがあるのなら
いつものクセで無意識に加えていた解釈を
自分らしいものに変えていきましょう。
意識的に生きることで、現実は創造することができます。
無意識の解釈は人生にとても大きな影響を与えているのですね。
事実と解釈を分ける練習には、
”なりたいわたしになる”
潜在意識デザイン@ノートを活用してくださいね。
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RYC認定講師 かなやまなほこ
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