自分の本音かどうか分からなくなる

みなさんは、得たいもの、行きたいところ、などが浮かんだとき、

それが本当に自分が求めているものかどうか迷うことはないでしょうか?

 

意識の仕組みを学び、

浮かび上がる思考や感情が必ずしも自分の本音ではない、

ということを理解していくと、

「これやりたい!」「あれ欲しい!」という想いまで、疑い始めてしまい

結局、何を選択するのが良いのだろうか?と迷ってしまうこともあります。

 

 

やっぱりやめておこうかな、という思考

 

私は数か月前に、興味が湧いた場所がありました。

すると、早い段階で、具体的に行動できる情報がやってきて

「これは、情報が引き合ったに違いない!」なんて気持ちになり

行く気満々だったのです。

しかし・・

なぜか、行動に移そうとするにはかなりのエネルギーが必要でした。

あれ?もしかしたら本当に行きたいわけではないのかな、と思ったのです。

  

いろんな条件が割とスムーズに整った場合は、

流れに乗ってみよう、と考えやすいですが

そうではない場合は、迷ってしまいがちです。

選択を悩むところですね。 

 

今、お金や時間がないから行けないなぁ、と思っているからといって

それが自分の本当に求めているものとは違うとは限りません。

この場合、お金や時間がない、という解釈の方が

思い込みであることの方が多いでしょう。

  

あ、欲しい!行きたい!やりたい!という素直な欲を止めるのが思考です。

瞬間的に思い浮かんでも、数日経つと冷静になって諦めることってよくありますね。

 

やめとこうよ・・

時間もないし・・

行くの遠いし・・

お金も余裕あるわけじゃないし・・

そもそも、それやってどうするの?

なんて声が脳内に広がります。

 

このとき、浮かんでいる思考は

無意識の価値観によって生まれた結果です。

 

価値観とは、恐れの回避のために創られます。

過去の体験によって、無意識の解釈が生まれ、心地良くない感情を抱いたとき

もう二度と同じ目に遭わないように気を付けようとして、価値観を持ちます。

なので、危険な目に遭わないよう守ってくれるために思考が働きます

 

なので、思考だけで選択することは、コアな自分から遠ざかっていきます。

 

 

ヴィジョンからの欲かそうでないかの見極め

  

ヴィジョンから浮かんだ情報は、顕在意識に浮かび上がります。

しかし、その情報をキャッチするときには、他の情報もくっ付いた状態で思考に浮かび上がってきます。

なので、相反する想いが浮かび上がります。

 

潜在意識の領域をいつもとは違って2つに分けて説明しますね。

 

ヴィジョンなどの情報は

コアな世界観です。

ここには、判断などの良い悪いという概念がありません

 

それに対して、いつも説明している領域は、

価値観の世界です。

ここは生まれてから経験した情報が蓄積されているので、

良い悪いという概念があります

そのため、いろんな思い込み、解釈、感情なども生まれます

 

 

世界観の層からヴィジョンが浮かんできたとしても、価値観の層を通らなければ顕在化しません。

つまり、ヴィジョンが通過するときに価値観の層にある情報も一緒にくっ付いてきます。

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そのため、

純粋に「これやりたい!」と思っても、同時に

「でもな・・・」と、

自分を引き留めるような感情も浮かんでくるのです。

 

なので、直感で選択することを大切にしたいのならば、

くっ付いてくる価値観の層の情報にある思い込みや解釈を

しっかりと自分で認識していないと

浮かび上がる情報をニュートラルに受け取ることができません。

 

 

予約していたけれどなんとなく嫌な気分だから、やめとこうかしら。

気分が乗らないから、きっと私には必要ないのよね。

という思考が浮かんで決めているとしたら、

その直感は、インスピレーションではなく

無意識の恐れから生まれた感情的な感覚と言えます。

 

これがどちらなのか?を見極めるには、自分の無意識と向き合うことが大切です。

 

 

例えば、行きたいところがあったとします。

何らかの条件が揃わなくて、行けないと思ったときに

行けないことに執着したり、行かないととても損するような気がして、焦ったりするのなら、それは価値観によって選択しています。

 

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行けないと思ったときに、またいつか行けるよね、とか

違う方法を探し始めたり、工夫する感覚が生まれるとしたら、それはコアからの選択でしょう。

 

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何かに強く執着しているということは、その願望はダミーです。

本質的な願望は、何かを得たあとの感覚です。

その感覚にフォーカスすれば、無意識の状態が変わり、

引き合う情報も変化していきます。

 

得たいと思っているものは、価値観で選択しているからといって、

世界観からのヴィジョンとは全く違うのか?というと、

これが分かりにくいところですね。

それは、価値観の中にも世界観が隠れているからです。

 

 

何を求めているのだろうか?

 

家の中にある、自分が選んで購入したモノを眺めてみました。

あまりおしゃれとは言えないダウンジャケット。

頂いた小物。

家の中にあるものを、どうして持ち続けているのか?を考えてみたら

共通点が観えてきます。 

 

ダウンは、寒がりな私にとって暖かさを与えてくれます。

小物たちは、心がほっこりするようなものです。

 

それらの中に、私は

ふわ~っと心が温かくなる感覚を見出だしているのです。 

 

コアからの感覚をしっかり自覚していなくても、実際に選んだものたちには

共通するコアな世界観が小さく隠れているのです。

 

つまり、価値観での選択が良くないというわけではなく、

そこに自分の求めている世界観を見出すことがとても大切です。

 

何を求めていたのかな?

何を味わいたいのかな?

何を大切にしているのかな?

 

ということに意識を向けているということは、

無意識の状態をコアな感覚に近づけることができます。

  

 

価値観だからダメなんだわ、というわけではなく

 

そこに無意識の恐れが隠れているのなら、それをしっかりと認識すること

そうすれば、無意識の恐れが現実に投影されることもないからです。

 

そして、そこに何を味わいたいのか?を明確にすることが大切です。

 

 

無意識の思い込みや、恐れ、価値観などがくっ付いて浮かびあった願望を、

全部良くないことであると判断するのではなく

くっ付いている情報を一つ一つ剥がしていけば良いだけです。

無意識の自分に気付くだけで良いのですね。

 

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理由なく、なんとなく浮かんだイメージは、

小さなことでも、ちょっと無理かもしれないと感じることでも、

できるだけ自分に体験させてあげられると良いですね。

 

諦めるときでも、諦めた自分を否定するのではなく

古い概念を見つけるためのきっかけとして使えたなら、

諦めた体験そのものが良い体験に変わります。

 

全ての体験は、良いも悪いもなくて、

そこから何を見つけ出し、これからどんな自分として生きたいか?を

再認識する機会なのです

 

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心理学を学んでくるほどに、混乱することもいっぱいあります。

正解・不正解で生きないようにしようとして、正解を探してしまうこともありますね。

 

RYCメソッドは、仕組みを使って説明していますが、

大切なのは仕組みそのものではなく、

それを活用して、理想的な生き方を創造できる自分であることに気付くことなのです。

 

そのために、自分の無意識に触れてください。

それが自分を大切にすることと繋がります。

 

 

  

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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