好ましい思考や感情を自ら創り出す力を私たちは持っている。

この前、仕事を終えて帰って来たパートナーがとても疲れていたようでした。

夕ご飯の支度をしていた私に、

「あ~疲れた~!後でマッサージして!!」と言ったのです。

その言い方に私は少し嫌な気分になったのですね。

ちょっと強めな口調で、まるで断る選択肢がないかのような感じがしました。

 

私だって、今日は調子悪いのに・・・

仕事してる人が偉いの?

だったら、私が仕事してきたとき、どうなのよ!

とか、いろんな言葉が脳内に広がっていきました。

 

 

無意識に付けている解釈

 

私たちは何かを認識したとき必ず、無意識に解釈を加えています。

 

私だって調子悪いのに・・・という思考が浮かんだということは

無意識に私は我慢しています。

 

調子が悪くても、相手の言うことを聞かなくちゃいけないのか・・・嫌だな・・

という想いが浮かんでいるんですね。

 

仕事している人が偉いの?という思考が浮かんだということは、

しんどい人、努力している人が偉い、と思っています。

 

彼は努力して頑張っているのだから、言うことを聞かなくちゃいけないのかな・・・

と思っています。

 

加えた解釈によって気分が生まれます。

 

自分にとって心地良い解釈が加われば、気分が良いけれど

自分にとって心地良くない解釈が加われば、気分は良くないものになるのです。

 

シンプルですね。 

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私が無意識に加えていた解釈は、「私は我慢している」でした。

表現を変えると、「私は犠牲になっている」とか「私は言うなり」とも言えます。

 

これらの解釈が加わったとき、私の中では嫌な気分になっていました。

ということは、

この解釈は、自分が持つのに相応しくない解釈だということなのです。

 

コアな自分が持っている解釈は、それによって生まれる感情も心地良くなります。

しかし、疲れていたり、無意識に自分を否定しているようなとき、私たちは

コアな自分から遠ざかっています。

 

コアな自分ではないとき、過去の習慣によって持ち慣れた解釈が働きやすくなるのですね。

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ちょっと体調が悪くて、しかも時間を気にしながら夕飯の支度をしていた私は、

コアな状態から遠ざかっていました。

なので、心地良くない解釈が自動的に浮かび上がるのです。

その結果嫌な感情や文句が生まれるのですね。

 

 

状態に見合った思考や感情が生まれる

  

無意識の状態に見合った思考や感情が生まれます。

いつも良い状態で居られるとは限りませんね。 

焦るときもあれば、不安なときもあるし、

忙しくてイライラすることもいっぱいあります。

 

そんなとき、自分にとって好ましくない解釈が自動的に浮かぶのは

当たり前なのです。 

 

私たちは自動的に浮かび上がった思考や感情を

採用しなくても良い

ということを理解する必要があります。

 

自分の中から生まれた思考や感情が、自分のものであると信じていると

自然に浮かび上がったものをそのまま自分の本音だと思い込んでしまいます。

 

しかし、

これら思考や感情などの情報は、無意識の状態に見合ったものが生まれるようになっています。 

たまたま、慣れ親しんだシステムが働いているだけ。

 

ならば、ちょっと不慣れかもしれないけれど、

自分にとって好ましい解釈を、自分の意思で選んでも良いのです。

 

 

自分の意思で選択すること

 

「私は言うなり」

という解釈が加わっているとき

とても嫌な気分が生まれていました。 

ということは、この自動的に働いた解釈を無意識に採用しているということです。

 

それをコアな自分にとって好ましい解釈に

自ら変えていくことが大切です。

 

シンプルに反転してみます。

 

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となりました。

 

つまり、

彼が何を言っても自由だし

私もどうするか自由だ、ということです。

 

この解釈を自分の意思で再選択して、

改めて、彼の言動に対する自分の対応をイメージすると

 

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となりました。

 

疲れたから、ただ「疲れた~」と言いたい彼も自由だし

それを聞いている私も、それに対して

言うことを聞かなければ、とか

労ってあげなくちゃ、と思う必要もなく 

自分にとって大切なことに時間を費やし、心地良い気分で過ごす自由があるのです。

 

なので、彼の言動に対して、特になにも対応しませんでした。

 

始めの、「私は言うなり」という解釈のままで

その後の現実を想像すると

マッサージしない私に彼が不満を言ってきそうな気がしましたが

 

「人は自由な存在」という解釈を採用したら

不思議なことに

疲れているはずの彼があまりアピールしなくなり

しかも、気分よく過ごしていたのです。

 

なんだ・・

マッサージしなくても大丈夫じゃん。笑

と思ったのでした。

 

 

Recall Your Center

 

RYCメソッドの語源である

Recall Your Center とは、

自分自身(あなた)のコア(中心)を呼び覚ますという意味です。

 

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私たちは、目の前の出来事や相手の言動によって

何らかの刺激を受け、それによって

様々な思考や感情、反応などが生まれています。

 

毎日が良い気分の日ばかりではありませんね。 

会社で嫌なことがあったり、

家庭で大きな心配事があったりするものです。

 

目の前の現実が本当の世界であると思い込んでいると、

自然に浮かび上がった思考や感情によって

振り回されて生きているような気がします。

 

それでは、周りの人々が自分の幸せを決めていると感じてしまいますね。

 

しかし、私たちは

自分が持ちたい思考や感情を創ることができるのです。

 

無意識に加えている解釈によって

嫌な現実として味わっている出来事を、

意図的に自分にとって気持ちの良いものにする力があるのですね。

 

周りが良い状況になったり、相手が良い人に変わってくれるのを

待つのではなく

 

意思を持って自ら、

コアな自分を呼び覚ましていくことが大切です。

 

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待っていても、現実は変わりません。

 

潜在意識の世界は奇跡が起きているのではなく、

とてもシンプルな仕組みが働いているだけなのです。

 

この仕組みをしっかり理解することができれば、

コアな自分に相応しい理想的な現実を創造することができます。

 

自分の無意識が現実を創っています。

  

嫌な気分になるときは、そこに加えている解釈がコアな自分から遠ざかっています。

新しい解釈を再選択して、コアな自分を呼び覚まして行ってくださいね。

 

 

  

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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