ピクっとした身体の反応が教えてくれている無意識の情報

何気ない一言に、身体が反応することってありますね。

ちょっとした抵抗感があったり、嫌だと感じるほどではないけれどモヤっとしたり。

私たちが認識できていることは、とても少ないのです。

 

しかし、このような些細な反応によって、自分の無意識を知ることができます。

 

無意識を知ることによって、

望まないパターン化されたクセを見つけ出し、

本来の自分に戻ることができるのです。

 

 

ちょっとした反応からいろんなことが観えてくる

 

先日、新しいコミュニティーでの出会いがありました。

お互い会話が弾んで、楽しそうな雰囲気で会話をしていたのですが、

「LINEのグループ作ったので参加してくれませんか?」

の一言に、無意識に身体が、ピクッとしたような感じがしました。笑

 

言葉にならない小さな小さな感覚ですが

それはどちらかというと、あまり心地よくない感覚だったのです。

 

とくに嫌だという感情も生まれないけれど、

でも、少しだけ気持ちの良くない反応がある気がする・・・。

とても見逃しやすい無意識の反射、反応ですが、

その中に、いろんな情報が隠れているのですね。 

 

 

いつもの意識のマトリクス図で説明していきます。

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私は、LINEグループに誘われたとき

ちょっと、「なんか疲れるな、面倒だな」という思考が生まれていたのです。

 

感情は、はっきりと言葉にできないけれど、

ちょっと気分がイマイチなものでした。

 

思考:なんか疲れる、面倒

感情:気分がイマイチ

価値観:?

反応:身体がピクっとした(←見落としがち)

状態:?

 

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浮かんだ思考や感情は、認識しやすい情報です。

無意識の状態は、私たちがなかなか認識することが難しいものです。

しかし、無意識の状態が価値観や感情、思考などに大きな影響を与えています。

 

 

「なんか疲れるな、面倒だな」と思った私は、あまり好ましくない感覚でした。

ということは、この思考は良くないと判断しています。

 

つまり、

疲れるとか、面倒なんて言ってないで、

もっと愛想良く振る舞うべき

という価値観が無意識に働いていることが見えてくるのです。

 

え~、愛想よくするべき、って思ってたんだ・・・私。

無理している自分に気が付いたのですね。

 

 

浮かんだ思考が気持ち良ければ、自分に合う価値観が働いています。

浮かんだ思考が気持ちよくなければ、自分に合わない価値観が働いています。

 

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ここから

「愛想よくすべきである」という価値観が

本来の自分にとって合わないものであることが分かります。

  

本当は疲れて嫌だけど、愛想よくすべき

と思って無理しているということは

私は自分のことを素っ気ない奴だと信じているのです。

 

 

前提に対しての解釈

 

「素っ気ない私」に対してを付けていれば

何も嫌な気分になることはありません。

 

しかし、「素っ気ない私」に対してを付けているのなら

そんな自分ではいけないと

「愛想よくするべき」という価値観が働きます。

 

それができない自分に対してモヤモヤして

「なんだか疲れたな」という思考が浮かび上がるのですね。

 

 

私の中には、愛想の良い私も居れば、愛想のよくない私も居ます。 

その時の状況によっていろんな自分が現れるのは当たり前です。

 

なので、本来なら、どんな私が出てきても問題はないはずですが

このシチュエーションで、素っ気ない私が出てはいけないという解釈が加わっているので思考や感情にも影響を与えていくのです。 

 

浮かび上がる思考や感情から

自分にどんなレッテルを付けているのかがわかるのですね。

 

 

心地よくないラベルはどこで付けた?

 

私は子供のころよく父親に

女性は愛想よくしていると社会で上手くやっていける」と

社会人になったときの心構えを聞かされていました。

 

当時の私は、それを聞いて

面倒くさっ!と思っていたものの、

その言葉は大人になった今でも、ずっと覚えています。

  

潜在意識のたくさんの情報の中には、あるがままの記録と、それに対して加える解釈があります。

(こちらはRYCメソッド初級講座で解説している内容です。)

 

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記録ノートには、体験したことが書かれているとイメージしてください。

それに対して、解釈ノートには、

親や先生、学校、社会などから教えられたもの、聞いたもの、

未体験のものが書かれています。

 

あるがままの体験は自分にとっての真実です。

 

それに対して、未体験の情報によって

自分の真実を良くないことである、とジャッジするとき

私たちの中で悩みや苦しみが生まれます

 

 

「素っ気ない私」というあるがままの性質の一部分は本来、良いも悪いもないはずですが

父親から教えられた

「女性は愛想よくしていると社会で上手くやっていける」

という解釈ノートが知らないうちに働くことで私は

 

新しいコミュニティーの中で

他に比べて素っ気ない態度の自分に

無意識にを付けていたということです。

 

 

自分のものと自分以外の情報

 

父は、私が社会で上手く生きていけるようにと

愛情から、その解釈を伝えてくれました。

 

しかしそれは、私自身が持ちたいかどうか判断することなく

無意識に持ち続けていた情報です。

  

私たちは、知らず知らずのうちにたくさんの情報が

潜在意識に蓄積されています。

  

実際に体験したことだけでなく、

周りの人たちが言っていたこと、

テレビでいつも流れていること、

世間一般の常識などもです。

 

それを無自覚に持ってしまい、

単なる習慣によって選ばされているとき、嫌な感覚を抱くのですね。

 

 

私は人に対して、

愛想よくしても良いし、素っ気なくても良いのです。

 

私が愛想よくしたいなと思ったらすればいいし

疲れていたらしなくても良い、というのが自由です。

 

しかし、自分で決めることなく

無意識に蓄積されている情報によって

決めさせられていると、

コアな自分ではなく、他者を基準にした生き方になってしまいますね。

 

 

誰かから教えてもらった情報を知らずに採用してしまっていたことに気付いたら

今、もう一度

それを持つかどうかを自分で決める必要があります。

  

私たちには、採用する解釈を自分で決める力があるのです。

 

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私自身、愛想よくしたいときには、しています。

しかし、新しい環境やちょっと緊張していたりすると

古いパターンが働くものです。

 

自分が持ちたい無意識の解釈が働いていないなと気付いたら

その瞬間、どっちを選ぼうか?決めることができる状態が

自由で自分らしいと言えるでしょう。 

この解釈が良くて、これが悪いということはないのですね。

  

日常の中にある、ちょっとした抵抗感や反応から

自分の無意識を知ることで、古いパターンが見えてきます。

 

コアな自分に相応しい無意識の情報を持つことで

現実に大きな影響を与えていくことでしょう。

 

 

リニューアルしたRYCメソッド上級講座では、

意識の構造を深く理解することができます。

そうすることで、今の自分の状態に気付きやすくなり、

コアな自分に相応しい情報を選択することが容易になっていくのです。

 

意識の仕組みを知って、どんどん自分らしく輝いてきましょう。

 

 

 

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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