相手よりも自分が劣っている、損している、と見えている訳

RYC認定講師の かなやまなほこ です。

 

パートナーにこの前、「いいなぁ♪」て言われました。

なんてこともない会話ですが、小さく小さくモヤっとする私です。

なぜなのでしょうか?笑

彼自身は、何もそれ以上を求めていませんが、私が何か反応しています。

 

そういえば、私は過去に、「ずるい」という言葉も言われたことをよく覚えています。

頻度としては、そんなに多いわけではないのですが、

私の中でしっかりと記憶されているのです。

 

問題として捉えているほどでもなく

それによって何か困っているわけでもないけれど

なんだか気になる、言われるのが好きではない言葉の一つです。

 

 

私たちには、このように

ひっかかるキーワードというものがあります。

この言葉好きじゃない!と感じるキーワードは誰にでもあるでしょう。

その言葉も観察していくと自分の無意識の状態が見えてきます。

 

 

 

キーワードをイメージしたとき思い出す記憶

 

「ずるい」という言葉をイメージしたときに、思い出される記憶があります。

 

それは、ずっと昔

相手に「ずるい」と不満をぶつけられた後、

私の持っているものを欲しいと言われて奪われた

という記憶です。

 

つまり、私の中では

「ずるい」=何かを取られる

というイメージがあります。

 

「ずるい」と言う相手の気持ちの中には

私と相手の豊かさのバランスが不公平である

という認識があります。

 

潜在意識の世界では常に、相手と自分はバランスが取れている

 

「あんたばっかりずるい!」という言葉は

幼い頃ならよく言い合う言葉ですのでイメージしやすいかと思います。

グラフにするとこんなイメージです。

 

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ということは、

この言葉を言われた瞬間、私は相手と対等の位置にならないと

奪われるわけです。笑

本来、潜在意識の世界では、相手とのバランスは同等です。

 

そもそも、相手自身も違う側面ではとても豊かなのですが

目の前の一点だけにこだわり、ある特定の物質的に関して

損している、得しているという観点で物事を見ています。

 

「ずるい」という言葉を言われたとき私は、

相手に妬まれないように苦労しなくてはいけない

と無意識に思っています。

グラフにするとこんなイメージです。 

 

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そのため、パートナーが「いいな」と言ったときも無意識に

・何かが減ってしまう

・幸せが減ってしまう

・楽しんでいてはいけない

・何もないのに幸せな気分でいてはいけない

などと連想し続けていくのです。

 

「いいな」という言葉に対してモヤモヤしていたのは私が

何か特別なことがないのに、呑気に幸せな気分で居てはいけない

ということを無意識に思っているということです。

 

 

私は、

・自分だけ楽しんでいてはいけない

・相手と同じように大変な状況であることや苦しみに耐えて頑張ること

を自分自身に強いていたのですね。

 

 

楽しむことも周りを気にしないといけないって・・・

なんて苦しい生き方でしょうか?( ̄▽ ̄)

 

どこか遠慮がちに生きているようなものですね。

実際の、日常では逆に

自分だけ楽しんでいることがいっぱいですが。笑

それを無意識にダメだと思いながら過ごしているのです。

 

こんなときは無意識に、苦労を美徳としていたりします。

周りの人と同じように苦労しなくてはいけない

自分も無理しなくてはいけない

「みんな一緒に苦労しよう!エイエイオー!」という

わけの分からない決まり事を持ち続けていたのです。

 

それ、要らないよ~。

と気付くために

「いいな」とか「ずるい」という言葉に対して

敏感に反応していたのです。

 

 

ネガティブに感じる現実は、見方を変えると無意識の状態が分かる 

 

これは見方を変えるとこんなことも観えてきます。

 

私は相手よりも豊かである。

私はなにもしていなくても幸せである。

と、無意識に信じているということです。

 

だから、何もしていないし、特別なことが起きたわけじゃないのに

「いいな」、「ずるい」と言われる現実を体験しています。

 

 

「ない」と頭では思っていても

潜在意識では「とても豊かである」という在り方(Be)なのです。

 

 

おもしろいですね。

 

 

妬まれてイヤだ!という感情を感じていますが

妬まれると信じているということは

自分が豊かであると信じているからです。

(妬まれる=私は豊かである)

 

つまり、

「私は豊かである」ということを

潜在意識は、現実の世界に映し出しています。

それが、「ずるい」という言葉です。

 

 

バランスが釣り合わないように見せる理由

 

本来は、奪う奪われるなんてものはなく

意識を向けている相手と自分のバランスは

同等なものなのです。

 

 

見えている物質的な豊かさだけでものごとを捉えていると

「ある」「ない」ということへ意識が向いてしまいますが

見えないもの、つまり

感情や自己価値などもその中に含まれています。

 

 

私にとって相手とのバランスは同じです。

しかし、

「ずるい」という言葉を放つ相手にとっては

バランスが釣り合っていないということです。

だから、欲しい!と言うのですね。

私から見た世界と、相手から見た世界は、グラフにするとこんなイメージです。 

 

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実は、

相手が見ている世界のグラフは

私自身の無意識の中にあるバランスを表現しています。

 

潜在意識の世界は自他の区別がないので

相手に対して見えているものは、「私自身の内側が投影されている世界」ということです。

私が感じとっている「相手が見ている世界」なので

私の無意識を映し出しています。

 

 

グラフの点線部分(相手が不足している部分)は

私が無意識に感じている

努力することや苦労することで豊かさを得ている

(周りとのバランスを保っている)ことを示しています。

 

苦労したら幸せを感じても良い

と、無意識に信じていること。

つまり、

何もしないで幸せな状態になってはいけないと

抑圧していることを

潜在意識はサインを出してくれているのです。

 

 

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誰にも遠慮せず、ただ心地よく過ごしていても良いということ。

何かの条件を満たさなくても

常にコアに繋がり安心して生きていて良いのです。

 

こんな当たり前すぎることを私たちは抑圧して生きています。

 

 

何かを得るにも、何かを成し遂げるにも、

たくさんの条件をクリアすることで

やっと叶えられるものだと無意識に信じ込んでいます。

 

 

ちょっと気になる言葉の中に

こんなにもたくさんの情報(サイン)が隠れているのですね。

 

 

潜在意識の世界はとても奥深く、自由で愛に満ちたものです。

 

 

内側の世界を謎解きするように

楽しみながらサインを見つけていきたいものです。

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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