無意識に×を付けている自分を見つけ出す方法

年末年始ともなると、いろんな人と会う機会も増えます。 

何気ない相手の言動に反応することもいっぱいですね。

 

この前、ただ楽しくみんなで会話していたときのこと、

ある一人の方が、ちょっと違う意見を言いました。 

そのとき私の中で、その人に言いたくなった言葉があったのです。

 

「違うよ、そういうつもりで言ってるわけじゃないの」と。 

 

これ、言いたくなったことありませんか?笑

 

相手はただ自分の気持ちを言っているだけなのに、それに反応して

自分の気持ちを説明したくなったこと、

誰にでもあることかなと思います。 

 

「違うよ、そういうつもりじゃない」と

言いたくなったということは

どんな本音が隠れているのでしょうか?

 

 

  

無意識の前提

 

相手の言動に対して強く反応し、何か言いたいことが浮かんできたとき 

そこには、無意識の前提が隠れています。 

 

「違うよ」と説明したくなったということは、つまり

私は誤解されていると思ったから

自分の気持ちを正確に説明したいと感じたということです。

 

その誤解が気持ちの良いものであれば、

否定されたとは感じませんが、

気持ち良くないものであれば

「否定された」と感じるでしょう。

  

 

衝動的に、弁解したくなるような気持ちになるということは

「私が否定された」と、無意識に感じたのです。

 

他者との関わりによって

普段は、気が付いていない無意識の情報が

感情や感覚として顕わになってきます。

 

 

相手の言葉に反応して、

「違うよ」と言いたくなった思考から

無意識に持っている前提を見つけることができます。

 

「私は否定されている」という前提だということが分かるのです。

 

 

前提に良い悪いがあるわけじゃない

  

「私は否定されている」という前提を持っていると分かると、

なんだか残念な気分になりますね。笑

 

 

あぁ、自分がそもそも「否定されている」前提だから

相手の言動がそう見えるんだな、と

気付くことができます。

 

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本当は、気付いたら、それでOKなのです。

 

「な~んだ!私の思い込みによって現実がそう見えていただけなんだ」

気が付けば、

その思い込みは、その瞬間手放すことができるものなのです。

  

しかし、

「私は否定されている」と気付いた瞬間、

そこにまた新たな問題を創り出すこともあるでしょう。

  

「否定されている」という前提に

〇を付けてあげれば

否定されている自分は問題ではありません。

 

 

しかし、「否定されている」という前提に

×を付けていれば

嫌な感情や思考が浮かびます

 

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前提がどんなものであるか?によって

良い気分、良くない気分を創るではなく

 

無意識に持っている前提に

自分が

〇を付けているか?×を付けているか?によって

感じる気持ちや思考が影響されていきます。

 

 

どんな前提であろうとも

前提に〇を付ける→気持ちの良い思考、感情

が生まれ

前提に×を付ける→気持ち良くない思考、感情

が生まれるのです。

  

 

「コレが良い」は、無意識に「アレは良くない」を生み出す 

 

誰かに否定された!

と、無意識に感じることは

人間関係の中でよくあることです。

  

これは、過去の体験によって生まれた

セルフイメージや解釈、価値観などによって

自動的に浮かび上がった情報です。

 

瞬間的に、そう浮かんだとしても

無意識の前提に気が付いて、

その前提を持っている自分を「まぁいいか」と許してあげることができれば

嫌な感情も浮かんでこないので

何も問題は生まれません。

 

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「コレが良い」は、無意識に「アレは良くない」を生み出します。

 

これは、

認められる喜びが存在すれば、同時に

否定される悲しみも存在します。

 

求めれば求めるほど、

対極の性質を現実の中に見つけやすくなるでしょう。

 

 

先ほどのように、

相手の言葉によって

「私、否定された」と無意識に感じ取って

相手の誤解を解こうと説明したくなったときは、

「否定されている私」を良くないと判断しています。

 

誤解を解くことに、意識を向ければ向けるほど、

潜在意識は、

「否定されている私」に大きく×を付けている状態になります。

 

すると、より一層

自分が認められていない(否定されている)と感じるような

現実を意識するでしょう。

 

 

なので、一番効果的なのは

 

無意識の前提を見つけたら

その前提を持っている自分に

その瞬間、〇を付けてあげることなのです。 

 

ただ、それだけ。

 

抵抗したり、

相手に対して、どうこう働きかける必要はないのです。

 

 

自分の無意識にアクセスする問いかけ

 

外側の現実世界は、内側(無意識の情報)を映し出しています。

 

 

他者に感じるいろんな想いは、

他者に対して反応した自分の

感情、価値観、解釈、セルフイメージなどの

無意識の情報がたくさん詰まっています。 

 

一番、認識しやすいのは思考です。 

相手に「言いたい!」と思ったことですね。

 

何かの要因があって、その思考が生まれます。

 

衝動的に、相手に言いたくなった言葉などから

自分の無意識にアクセスしていくことができます。

例えば、こんな感じです。

 

問いかけ①

なぜ、相手に自分の気持ちを説明したくなったのか?

 →「それは違うよ」と言いたいから。

 

問いかけ②

どうしてその言葉を選んだのか?

 →「相手が私のことを誤解しているから」

 

問いかけ③

それはつまり、自分は無意識にどういう前提でいるのか?

→「私は否定されている」

 

問いかけ④

それが嫌ということは無意識はどんな状態なのか?

→「私は否定されている」という前提に×を付けている状態

 

 

このように

なんで?なんで?と自問し続けていくと

深い部分に繋がっていきます。

 

 

一番深くにある前提に、

×を付けていた自分に気が付いたら

その瞬間、〇を付けてあげること。

 

すると、

モヤモヤしていたときは、

浮かんでいた感情や思考に×を付けていたのに、

 

見つけ出した前提に〇を付けてあげると、

感情や思考にも自然と〇を付けることができます。

 

 

誤解されているから、説明しなくちゃ!

だったものが

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誤解されているな、まぁいいか

説明するとか、どっちでも良いか、

となり、 

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リラックスしていくので

次第に前提も変化していきます。

 

安心した前提(状態)になったことで

 

「あ、誤解されているのではなく

相手はただ思ったことを言っているだけなのか」

と、浮かび上がる思考も変化していくのですね。

 

なんだか気分も良くなってきます。笑

 

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結果的に、

問題(嫌な気分)に感じていた現実が

解消されていることに気が付くでしょう。

  

  

今、自分が言いたくなった言葉や、やりたくなった行動は

どんな要因があって、そうしようと思ったのか?

 

それを自分に問いかけることは

自分自身の無意識と会話することと同じです。

 

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コアな自分と繋がるためには、その習慣化がとても大切になってきます。

 

コアな自分と繋がることが容易になれば

 

私の本当にやりたいことはなんだろう?

自分が何を好きで、どんな道を進めばいいのか?

などの答えも見つけやすくなっていきます。

  

 

外側に答えを求めて得ることができたとしても

思考は一旦スッキリしたような気がしますが、

無意識は、安心していません。 

再び、答えを外に求めようとするでしょう。

 

自分にとっての真実(答え)は自分の中にあります。

 

日々、自分の反応を観察して見つけていきたいものですね。

 

 

 

いろんな感情が揺れ動いたときは、RYCメソッドのワークを思い出してやってみてくださいね。

 

 

今年も一年ご愛顧いただきありがとうございました。 

来年もみなさんと一緒に意識の世界を楽しんでいきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

  

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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