あんなに心配だったのに! 子供の様子がガラッと変わってみえてくる

先日の娘とのやり取りです。

 

最近思春期を迎えたためか、小さい時は甘えん坊だった娘も、

小学校を卒業してからなんだか口調がツンケンして、

自分の思ったことを口にしなくなってきています。

 

 

少し寂しい気持ちと、仕方がないから見守っていこう

という思いでいました。

 

 

 

そんな娘が、

先日学校に行く準備をしながら

「お母さん、なんかちょっと…」

 

 

と、珍しく相談したげな様子で話しかけてきました。

 

「どうしたの?」

 

この子の思いをなんとかキャッチしてあげたいと

頭をフル回転させて、言葉をかけました。

 

 

「どこか具合が悪いの?」

「うん。ちょっと…。」

 

「お熱を測ってみてね。」

「うん。…お母さん熱はないみたい。」

 

 

モジモジしています。

 

 

不安感とはどうして起きるの?

 

そして、この時のわたしの思考は

このように瞬間的に働きます。

 

「この娘の様子」に「自分の過去の体験」を照らし合わせて

 

「あー、学校行きたくないんだな。なにかイヤなことが学校であったのかな?」

と思いました。

 

 

これは、私なりの解釈が加わった

私にとっての現実です。

 

 

でも普段はそれに対してとても無自覚です。

自分の「現実」が真実であると疑いもせず思っています。

 

 

わたしたちは、自分が自動的に

何らかの解釈を通して現実を見ていることへの

意識がとても低いのです。

 

 

私たちは、

目の前で起きている出来事をニュートラルに見ることができません。

 

過去の経験から蓄積された情報と照らし合わせないと、

この現象が何なのか判断することができないんですね。

 

つまり、

事実ニュートラルな出来事)

+

無意識に付けている解釈

私たちが見ている現実

ということです。

 

 

私の場合、

母親に「熱があって学校を休みたい。」と言った体験や、

 

学校で友人と嫌なことがあって、

「明日は学校行きたくないな~」と思った記憶がありました。

 

 

そして、体調が悪いといつも仕事で忙しい母親が心配して

世話をしてくれた!という記憶も思い出されました。

 

娘の話を聞いただけで

瞬時に今のわたしは、

 

「娘の様子」に「自分の過去の体験」を照らし合わせて

 

「あー、学校行きたくないんだな。なにかイヤなことが学校であったのかな?」

と感じ、

 

さらに展開して

「学校行きたがらないのが習慣になったらどうしよう?」

「わたし母親として、どうしたらいいんだろう?」

「お母さんとしてなにか大変なことになるんだろうか?」

 

そう考えました。

 

まだなにも起きていないのに妄想に歯止めがききません。

さらに不安が増していきます。

 

でもこれはただの意識の仕組みなんです。

 

 

不安に飲み込まれそうな時にやること

 

無意識に不安に飲み込まれず冷静になるために、

ここで自分を第三者的に観察してみます。

 

 

自分にとっての「現実」を、

ニュートラルな出来事である「事実」と、

自分なりの「解釈」に分けてみていきます。

 

 

現実 娘が学校に行きたがらない大変だ!

 

事実 娘が「お母さんなんかちょっと…」と言った。

 

解釈 学校で何かトラブルがあったに違いない

 

 

 

ワークに慣れてくると、

実際にはここまでを頭の中でバババッと

分解することができます。

 

 

娘の一言で「大変なことが起きた!」と決めつけていましたが

 

ちょっと深呼吸をして、

現実は自分の脳内でしか起きていないと思い直し、

今の娘と向き合いました。

 

 

そして、自動的に加えていた解釈を反転してみました。

 

解釈:学校で何か起きたに違いない

↓(反転)

新しい解釈:学校で何も起きていない。大丈夫!

 

f:id:ryc-method:20180712212910j:plain

 

 

何も起きていない前提で!話を続けてみました。

 

「ほかに身体の具合の悪いところはないの?学校休みたいの…?」

「…うん。」

 

 

「じゃあ本当に休みたいのなら休んでもいいけど。」

「…うん。」(乗り気じゃない返事に聞こえました)

 

 

時計を見ると、今行けば車なら間に合う時間。

 

何も学校でトラブルはないのだとしたら、もっとシンプルなことかも!)

 

「あー!今送って行って欲しいの?間に合わなくなったの。何してたの。」

「お部屋でボーっとしてた」

 

本をうっかり読んでいたに違いない!笑

甘えるのが下手な子なんです。

 

 

「なーんだ、送って欲しいだけだったのね、いいよ。」

「うん!じゃあ、じいちゃんに頼む!」

(ママじゃないのか!笑)

 

 

そう言ってパタパタと飛び出していきました。

 

 

はーっ、わたしがもう少しで

大騒ぎしておおごとにしていたかと思うと…

ホッとしました。

 

娘の表情は安心してキラキラして見えましたし、

後日もなぜか前より甘え上手、

お願い上手になってきています(笑)

 

 

 

子どものことや他者について、

嫌だと思って受け入れられなかったり、

変わって欲しいと思ったりする場合、

 

相手をどうにかしようとついつい説得しようとしたり、

考えを変えさせようとアプローチしてしまいますが、

 

 

まず、自分がそれをどうとらえているのかを

整理してみることが

ニュートラルに現象を見るためには、とても有効です。

 

 

そしてその解釈を反転させてみる。

 

 

子育てでもすごく活用しています。

ワークが身近になってくると、

現実の分解も、解釈の反転も容易になってきます。

 

 

現実がガラッと変わる瞬間がある

 

毎日の生活で、自然に

現実の分解や解釈の反転が

できるくらいになると、

 

自分が一旦不安な状態になっても、

すっと、無理なくニュートラルに戻れるようになります。

 

そしてなぜだか

目の前の子どもの反応や、様子、目の輝きまでもが、

ガラッと変わって見えるのです。

 

 

子ども自身が、不安な状態から

大丈夫な状態に変わってみえてきます。

 

 

やはり世界は投影で、

わたしの意識を通して世界を観ているだけなんだなぁ

と思えました。

 

不安な自分を

大丈夫な自分に反転するだけで

世界の見え方が変わってしまいました。

 

※「投影についての詳しい解説はこちらから」

投影の法則と呼ばれるもの《基本的な記事③》

 

 

不思議に現実が瞬時に変わったように感じる

体験をこれまで沢山しています。

子育てでは、お陰でホッとすることが何度もありましたよ。

 

意識の仕組みって面白いですね。

 

 

初級講座では仕組みの基礎を1日で学ぶことができちゃいます。

秋頃、募集開始予定のマスター講座で、

ワークに慣れて日常に落とし込むこともできます。

 
7月14日(大阪:さはら ゆき)
7月15日(東京:岡本たみえ)
7月22日(大阪:三輪智美)
7月22日(名古屋:かなやまなほこ)
7月28日(東京:東山知帆里)
7月28日(金沢:川守さくら)
8月11日(福岡:みねした三保)
8月18日(金沢:川守さくら)

   

 

潜在意識をデザインして理想とする世界をプランニングしましょう!

7月15日(日)大阪
8月 5日(日)福岡
8月19日(日)名古屋

  

 

 

RYC®認定講師 川守さくら

https://ameblo.jp/kotohealer-sakura/

Copyright © 2017 RYCメソッド All rights reserved.