あ~もう、嫌なことばっかり!!と思ったら
私たちは、自分のことをよく知っていると勘違いしています。
自分が気付けている性質を
相手に言われたり、誰かがやっていたとしても、
うん、そうだよね、と納得できますが
自分が気付いていない性質を
相手に言われたり、誰かがしていて刺激されたりすると
強く反応します。
全く受け入れる準備ができていない性質に対しては、反応することもなく
スルーしてしまう(認識できない、感じない)こともあります。
許可している「わたし」という存在
知っている自分は
思考に浮かぶ(顕在化)情報をもとにして
「わたし」を認識しているにすぎません。
どうせ私○○だし・・・と感じる
○○な部分も、認めている性質です。
好ましい私と好ましくない私が混在して、
「わたし」という存在を認識しています。
好ましくない「わたし」も
潜在的には許可している性質です。
私たちが考える「許可する」と
潜在意識の仕組みに於いての「許可する」とは
キーワードが同じですが
意味合いが違います。
私たちが許可するという言葉を使うとき、
好ましいことに対して使うと思いますが
潜在意識の仕組みにおいては
習慣化していること(回数が多いこと)を許可するという性質があります。
許可していること=慣れていること
顕在化する情報というのは、
自分が無意識に許可している性質を
キャッチしているだけなので
受け入れられない性質は、
自分ではないこと、や
そんなこと到底無理に決まっている、と
感じています。
その性質は、他者に投影され
受け入れたくない、とか
否定的に感じる事柄として見えています。
凄いなと尊敬する人、
嫌だなと感じる人、
これらの人(事)に対して、
強く反応することで
許可していない(抑圧している)性質に気付かされるのです。
この性質は、嫌いである、というわけではなく
顕在化する頻度が低いだけのことで
慣れていないだけです。
出来事の解釈は自分で決めている
私たちは全てのことを
無意識の解釈によって判断しているので
ニュートラルな出来事の中に、恩恵を見出すか、嫌なことであると判断するかは
自分が決めています。
これは、無意識に行っているために
潜在意識の仕組み(過去の習慣化)によって決めさせられている、
と言った方が分かりやすいでしょう。
出来事に対して、
良くないと判断することが多ければ
私たちは、人生が上手く行っていないと感じています。
過去の経験から得た情報をもとにして
慣れ親しんだ解釈によって判断しています。
私ってこういう人だから
これが合っている、合っていないなどと
制限された「わたし」が判断しています。
出来事の中から恩恵(気付き)を受け取るには
古い解釈や価値観を新しく更新する必要があり、
「わたし」をバージョンアップしなくては見い出すことができません。
つまり、
不慣れな解釈によって判断するということです。
そうは思えない~!
と普段、感じていることですね。
ザワザワしちゃいます。
例えば、
経済的にしんどいときに
豊かであると信じようとしても到底信じられないのは、
不慣れな解釈だからです。
無意識のバージョンアップ
無意識に持っている解釈や価値観がバージョンアップされるときは
一見、嫌だなと感じたり苦手だなと思う出来事があります。
無意識に抑圧されている性質が投影された人(もの)を見ることで
強く反応して、
自分の中の抑圧に気付かされていきます。
それは不慣れな性質なので、気持ちよくありませんね。
この抑圧した性質(許可していない性質)を
受け入れていくこと(統合)で
決めつけた「わたし」が大きくなり
可動域が増えるイメージです。
抑圧した性質を受け入れるということは
解釈の幅が広がります。
これは良い、悪いと判断していたものが
これ以外も良いかも、悪くないかも、
と受け入れる範囲が大きくなって緩んでいきます。
つまり
新しい捉え方ができるようになるということです。
新しい捉え方ができるようになれば
良くないと判断していた現象が
良いものに感じられます。
ただ起きているニュートラルな出来事に対して
常に影響を受けて翻弄されていれば
しんどいと感じることでしょう。
捉え方は自分で創っていると気付けば
ニュートラルな出来事の中に
新しい自分の生き方、可能性を見つけることができるようになっていきます。
気付いていない自分がいっぱい居る
投影された現象に、強く反応するのは
決めつけてしまっている「わたし」を広げるために起きていること。
心地良くないから、嫌いだからと避けていた出来事に対して
よいしょっ!と、向き合ってみると
解釈の広がった自分にバージョンアップされて
どんどん生きやすくなっていきます。
新しいOSに更新するみたいなイメージですね。
使える力が増えていくでしょう。
自分にとって気持ちの良い解釈が増えたら
とても生きやすい世界になります。
気持ちのよくない解釈が多ければそれは
まだまだ未知なる可能性がいっぱいあるというコト。
嫌なことが多いと感じる日常は
自分の可能性が大きいことを教えてくれているようなものです。。
あ~もう!
今日も嫌なこといっぱいあった!!
と思ったら、
無意識をバージョンアップするために
RYCメソッドのワークをしてみてくださいね。
講座、WSのお知らせ
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RYC認定講師 かなやまなほこ
http://ameblo.jp/appreciate0728/