あなたが悪いわけじゃない!勘違いしやすい投影の法則
RYC®認定講師 かなやまなほこ です。
30代の頃、姉と一緒に働いていた私は、
毎日、仕事のことでケンカをしていました。
正しいことを言っている私!
文句ばかり言ってくる姉!
どうみたって姉が悪いはず。笑
なのに、どこかで読んだ本には、
「相手の言動はあなたが創っているのです。
相手をそうさせているのはあなたのせいです。」
と書いてあったのです。
あり得な~~い!笑
どうして私が悪いんだ?おかしくない?と
脳内大パニック。
この本、間違っているはずだ!
そんなひどい話ない!
と、心の世界にのめり込んだ思い出があります。
勘違いしやすい投影の世界
Aさんがプリプリ怒っている。
それを見た私が
(イライラして見てて気分が悪いわ)
(怒ってるのは私のせいかしら?)
などと思ってモヤモヤします。
「鏡の法則」という言葉があり、
現実に起きていることはあなたの鏡ですよと説明されていることもあります。
鏡という言葉のイメージから、
Aさんが自分である!と単純に捉えて勘違いしてしまいますが、
嫌いなあいつが自分だなんて認めたいわけがありません。
投影の法則とは
嫌いな相手に自分の性質を投げて相手を嫌うことです。
自分のネガティブな性質(影)を相手のこととする(投げる)ことによって
「それは、自分じゃないもん!私は正しいもん!」
と、安全な位置に身を置き、
相手を否定することで自分が嫌だと思っている性質を安心して嫌うことができます。
私は、怒る人が嫌いです。
とくに男性が怒ったり声を荒げたりすることが苦手。
ということは、投影でみると
私にそのネガティブな性質として「怒り」があり
その性質を嫌って
自分のものではなく他人のものとして
否定しているということになります。
この現実ではどういうこと起きているのか?
怒ってる相手がダメであるという想いの奥に、何かが隠れています。
それは、無意識に否定してきた自分自身。
私は、心の深いところで
怒る自分をダメなこと、嫌な奴だと思っています。
いつもニコニコ笑ってみんなと仲良くしなくちゃね♪
怒るなんて気分悪いものね♪
怒る人ってわがままだわ♪
とたくさんの自分の価値観が隠れんぼしているのです。
怒っている姉をダメだと言いながら、
怒っている私自身。笑
怒る人がダメだというなら、
つまり、怒っている自分のこともダメだと思っていますね。
喜怒哀楽は、どの感情も悪いものではない。
全て自然に起こる人間の当たり前な反応です。
だから、怒ること自体はべつに悪いことではないのです。
とはいっても、頭で理解していても嫌なもの。笑
私は、心の奥に「怒り」をためている人に敏感に反応します。
あ、この人いつも怒ってるな~。
あ、優しい言葉でごまかしてるけど怒りが隠れてるな~。
なんて感じるのです。
それは私が「怒り」という性質を持っているからこそ
相手を見て分かるのです。
怒りってなんですか???みたいに天然なタイプの人は
怒っている人に気付けませんから。笑
反応している相手に気付いている時点で、あなたの中には気付くことができる同じ性質が存在しています。
その性質を嫌っていれば、自分の一部分を嫌がっていることと同じ。
当然、それはとても心地よくない気分になります。
嫌っている性質に気付くきっかけ
どんなときに私の怒りスイッチが入るのか?というと
仕事で、思いやりのない状況などに直面するとカチッとスイッチ入ります。
それも私の勝手な解釈です。笑
私に対して思いやりのない態度を取られたり
他人に対して思いやりのない態度を取っているのを見たり
どちらも嫌いなんですね。
自分もいっぱい、思いやりのない態度をしてるのだろうけど。
周りにやさしさを与えられなかった子供の頃の行動を悔やんでいるのかもしれません。 もう一度、伝えきれなかった想いを届けたいと今思い出しているのです。
そうやってたくさんの性質をいろんな人や物事に投影して私たちは生きています。
あ~そんな部分持ってるな~、そんな思いが隠れていたな~と思えたら
また少し自分に優しくなっていきますね。
潜在意識の世界では自分も他人も区別がない。
つまり、
あなたが自分自身に優しくできるということは
外の世界もやさしさに溢れているのです。
へ続きます。
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RYC®認定講師 かなやまなほこ