自分自身を深く知り、自分も他者もコアに繋がってく方法
相手が不安でいっぱいになっているとき、話を聞いてあげることってありますね。
その内容が大きな問題だと感じれば、自分事のように一緒に心配になるものです。
すると、相手に強く共感し、
優しく、「うんうん、わかるよ」と寄り添ってあげたくなります。
それは相手にとっても、
とても安心し、心が安らぐことではありますが
相手自身の思い込みによって創られた現実世界に対して、強く同調するということは、
勘違いした思い込みをさらに定着させていくことにも繋がります。
適切に相手の話しを聞くことで、
その人も、さらには聞いている自分自身も
本音を導き出すことができるようになります。
RYCメソッド上級講座では、RYCカウンセリングという手法を使って、
自分自身を深く知り、コアに繋がってく方法を習得していきます。
上級講座(旧マスター講座)を卒業されたみなさまは、
日々のコミュニケーションやお仕事などに活用していらっしゃいますか?
忘れちゃった方には今一度、思い出してもらい、
この手法をまだ知らない方には、
上級講座でしか体験できない、RYCカウンセリングというものがどんなものなのか?
今日はご紹介したいと思います。
悩みや問題が起こる仕組み
まずは、そもそも悩みや問題と感じて不安が起こるのはどんな状態でしょうか。
私たちは、外側の刺激に対して無意識に反応し、自動的に浮かび上がった
感情や感覚、思考などを自分の本当の気持ちだと思っています。
出来事を体験したときに、嫌な気分が浮かび上がれば
それが問題だと感じますね。
そして、その出来事にフォーカスし、どうにかしようと焦って
相談したり、解決策を見つけようとします。
その不安はたくさんの感情が入り混じって、結果的に恐れとして認識しています。
怖いという感情だけが働いていると思いがちですが、
私たちの感情はたった一つのもので構成されているのではなく、
とても複雑にいろんな感情が交じり合っています。
ただ、認識しやすいものが浮かんでいるだけです。
その一つが今感じている不安です。
感情は、過去の体験によって蓄積された情報をもとに作られます。
Aという体験をしたら、嫌な気分になった。
としたら、
Aと似たようなことが起きれば、同じような感情が浮かび上がります。
なので、感情が揺れているときは、過去の再現が起きているときです。
喜びの感情が揺れ動いても私たちはそれをどうにかしようとはしませんね。
なので、ただ味わうということを無自覚ですが行っています。
しかし、恐れの感情が動いたときは、とても嫌な気分になるので
それをどうにかしたくなるものです。
早く消したい!
解決したい!と
頑張って力を加えます。
すると、過去のプログラムが再生するのでさらに不安になっていくのです。
なので、
恐れの感情が浮かんだときは、どうにかしようとせず
ただ、アウトプットするだけ、
あぁそう感じてるんだ、と認識するだけ、に留めることが
実はとても効果的なのですね。
感情の渦の下に本音が隠れている
感情は過去のプログラムによって創られた情報です。
つまり、今まさに自分が感じているものですが
今の自分にとっての本音ではないのです。
たくさんの矛盾した感情を一つ一つ認識することによって、
その下にある本音にやっとたどり着くことができます。
なので、相手の相談を受けながら自分も同じように不安な気持ちになって
共感、同調するということは
今感じている、恐れの感情に対してフォーカスし続けることを
お手伝いしているようなものなのです。
本音を導き出すために、感情をアウトプットすることと
浮かんできた感情にフォーカスすることは
全く違うことなのですね。
RYCカウンセリングでは、通常のカウンセリングと違って
相手の話しに対して、共感したり、アドバイスすることはしません。
そうすることで、感情を解放し、自然と本音に近づいていくからです。
話を聞いている側に起きていること
これは、カウンセリングという行為を通して、自分自身を深く知るためのワークです。
他者を通して、自分を知ることができるのですね。
通常の会話においても、この手法はとても効果があります。
私たちは、相手の話しを聞いているようで実は、
その内容を、自分だけの思い込みによって無意識にジャッジしています。
例えば、
Aさんは新しいことを始めるのが苦手だとします。
なので、新しい職場に行く不安でいっぱいです。
それを相談されたBさんは、同じことを繰り返す仕事が苦手だとします。
すると、Aさんの不安を理解できません。
これは、それぞれの当たり前が全く違うからです。
では逆に、
Cさんも新しい人の前では緊張するタイプだとします。
Aさんの話を聞いて、とても共感し一緒に不安になるかもしれません。
Aさんの話をニュートラルに聞いているのではなく、
自分の過去の恐れが浮かび上がっているのですね。
相談という現象を通して
それぞれの思い込みによって、自分だけの世界を感じています。
つまり、
何らかの刺激を受けることで私たちは、自分の無意識の思い込みに気付くことができるのです。
ここでRYCカウンセリングの手法が役にたちます。
話を聞くことで浮かび上がってくる感情を
そのままシンプルに味わう(認識する)だけで
どんどん自分の中にある深い本音に近づいていくことができるのです。
何かに反応したとき、私たちは感情を伴っています。
その感情をきっかけにして、
その下にあるコアな自分から溢れてくる本音を見つけ出すことができるのです。
RYCカウンセリングを通して、
相手の話しを適切に聞くことができれば、
相手自身が自分の本音と繋がっていきます。
同時に、自分も話を聞きながら無意識に浮かび上がる思考や感情などを観察することで
自分の本音を導き出すことができるのです。
意識の世界は繋がっています。
目の前の人と、交流しているのです。
なので、相手が本音に繋がるとき自分自身もコアな状態になっています。
自分自身がコアな状態で居ることで、相手もその状態になるのですね。
そんな体験をRYCカウンセリングを通して実感することができるでしょう。
この実践的な手法をぜひ、RYCメソッド上級講座で習得してみてくださいね。
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