どうして私の想いを分かってくれないの!!と、苦しい思いを抱いたときは

自分の言っていることが相手に上手く伝わらないときや

分かってもらえてないなと感じるときありますね。

 

自分の感覚とズレた捉え方をされると、もっと正確に伝えたくなって

説明を重ねていくものです。

 

どれだけ説明しても伝わらない、どうして分かってくれないんだろう?

とモヤモヤしたり、もどかしさを感じたりします。

 

 

そもそも同じにはならない

 

他者と同じ想いを共有したいと思いますが、  

相手の中の情報と、自分の中の情報は

同じにはなりません。

 

例えば、私の中に居る「わたし」のイメージと

相手の中に居る「わたし」のイメージは同じではありません。

 

f:id:ryc-method:20181022155142j:plain

 

私がどれだけ自分のことをきちんとしていると思っていたとしても、

相手が私のことを無責任だ、と判断していれば

相手にとって、相手の中にいる「わたし」はそうなのです。

 

私の中の「わたし」が本当であれば、

相手にとっての、相手の中の「わたし」も本当です。

 

人それぞれオリジナルな解釈を加え認識しているので、 

この二つが同じになることはありません。

そもそも無理なので、同じにする必要もないし、 

相手の中をコントロールし、こちらの好みのカタチに変えることは不可能なのです。

 

それでもやっぱり

分かって欲しい!と思うし、理解されてない!と感じれば嫌な気分になりますね。

そのときは、無意識はどんな状態なのでしょうか。

 

 

違う!と言いたくなるときの無意識の状態

  

相手にこちらの気持ちが伝わらなくて

「違う!そうじゃない!」と言いたくなったとき

自分の無意識の状態が

「私は間違っている」または、

「理解されない」という状態(前提)になっています。

 

私たちは、普段、外側の現象によって反応しているので、つい

現象が先のような気がしますが実は逆です。

 

無意識の状態が先にあり、その状態が外側の現象に影響を与えています。

 

無意識の状態が不安であれば

不安な現実を見つけやすくなり

無意識の状態が安心なら

安心するような現実を見つけやすくなります。

 f:id:ryc-method:20181022155212j:plain

「私が間違っている」「私は理解されない」と無意識に信じている状態であれば

・正しさを説明しなくちゃいけない出来事

・説明しても伝わらないもどかしさを感じるような現象

などを外側の世界に映し出しやすくなります。

 

 

理解されていれば、説明する必要がないですね。

相手に理解されていないから、自分の気持ちを正確に伝えたくなります。

つまり、

「理解されていない」状態だから、どうにかして正確に伝えたくなる

ということです。 

 

こちらが「そうです」と受け入れれば、 

相手の理解と、自分の理解のズレを直す必要はなくなります。

 

 

相手に自分の気持ちが上手く伝わっていなくても

とくに抵抗を感じることがないのであれば、

 

「そうなんだねぇ、あなたの中では」と思えたり、

もしくは、

「自分の説明は相手にはそう伝わるんだな、じゃぁ違う方法があるかもな」と、

工夫しようとするでしょう。

 

  

自分の言ってることが伝わらなくてモヤモヤしたり、

理解されていない気がして悲しかったり、イライラするようなら

・無意識の状態が、コアな自分とズレている

もしくは、

・伝えられない自分に対して、バツを付けている

といえます。

 

理解してくれない相手を否定しているのではなく

伝えられない自分の状態に無意識にバツを付けているのです。

 

 

抵抗を感じるなら、他者への説明をやめてみる

  

抵抗を感じない場合は、説明する工夫はとても有効的ですが

 

理解してくれない!と、ネガティブな反応や抵抗が生まれる場合は

一旦、分かってもらおうとする努力をやめてみると良いですね。

  

つまり、相手の気持ちのコントロールをやめるということです。

 

 

相手に、自分の気持ちをそのまま正確に分かってもらおうと強く思うときは、相手を変えようとしています。

 

結果的に、相手の否定になり、それでは相手自身も無意識に受け取ることができません。 

誰だって、自分を否定している相手を受け入れたくはないですよね。

 

 

相手が、否定されていると無意識に感じた瞬間、

せっかくの言葉は届かなく(理解されなく)なってしまいます。 

 

 

無意識の状態に気付いたら〇をすること

  

無意識の状態(前提)が「私は理解されない人」になっていると気付いたら、

あ~そうか、と

〇をつけてあげましょう。

 

理解されない人だから、一生懸命、正確に伝えようとしたり

伝えても伝えても、相手に理解してもらえていないような現実を見つけます。

 

無意識の状態が、浮かび上がる感情や思考に影響を与えています。

なので、 

「理解されない私」に〇をつけてあげれば

自然に浮かび上がる感情や思考にも〇をつけられるようになり、

分かってもらえなくても、まぁいいか、

というような思考が浮かび上がってくるでしょう。

f:id:ryc-method:20181022160646j:plain

すると・・・ 

そのときはもう、無意識の状態が

安心した状態に変わっているのですね。

 

 

何度も言いますが

無意識の状態が現象を創っているので

安心した状態になっていれば、外側の世界は

安心した現象が映し出されます。

 

 

結果的に、

伝わる伝わらない、が気にならなくなるか、

自分の想いが伝わって理解し合える状況になるでしょう。

 

f:id:ryc-method:20181022133805j:plain

 

嫌な現象を一旦受け入れたときの抵抗感がヒント

  

私たちはつい

何か嫌な出来事があると、その相手や現象をどうにかしようとしてしまいます。

どうにかして変えようとします。 

 

自動的にやっているその行為を一旦辞めてみて

 

この現象を創り出している自分の無意識の状態はどんなものだろう?

観察することが大切です。

 

 

でも、無意識の状態はなかなか気付くことができません。

問題に囚われているときほど、視点が

自分から他者へ向かっているために

浮かんでくる思考がどうしても相手への批判になるからです。

 

 

そのためには、

嫌だなと感じている現象に抵抗するのを一旦やめて受け入れてみる

視点が変わり、無意識の状態も変化します。

 

 

受け入れるとは、

相手が理解していないように感じても、

「あぁ、そうなんだな」と思ってみるということです。

 

嫌ですよね~、ほんと。笑 

認めたくないですよね~。

  

でも、そのときに溢れてくるネガティブな感情が

無意識を探るための大きなヒントになるのです。

 

 

え~!イヤ~!!

なんで私が間違ってるの~~!

そんなの認めたくない~。 

どうして違うのにそうだと思わなくちゃいけないの~!

 

などの言葉の中に隠れているのは

 

・私は間違っていると認めたくない

・勘違いされたくない

があります。

 

 

間違っていると認めたくないなら・・・

私は間違っていると無意識に信じています。

 

勘違いされたくないなら・・・

勘違いされる人と無意識に信じています。

 

 

それが無意識に持っている前提となっているのですね。

 

 

感情が揺れると自分の無意識に繋がりやすくなります。

どんな状態なのか?どんな解釈をくっ付けているのか?

分かりにくい場合は、意図的に感情を揺らすことで分かりやすくなります。 

 

なので、敢えて

嫌なことを一旦受けれいる、という

逆のことをしてみるのも効果的なのです。

 

 

溢れてくる抵抗感を味わいながら、

自分自身の深い部分に繋がっていくと

問題がいつのまにか解消されていくことでしょう。

 

 

分かって欲しいときほど、分かってもらう努力をやめる。

すると、自然と無意識の状態が変わり、

いつしか、理解されている自分に気付くかもしれませんね。

 

  

 

  

 

講座、WSのお知らせ 

 

潜在意識デザイン協会が開催している、 全国の講座とイベントのスケジュール一覧です。

 

 

RYC認定講師 かなやまなほこ

http://ameblo.jp/appreciate0728/

 

 

 

Copyright © 2017 RYCメソッド All rights reserved.