嫌いじゃない疑惑浮上! 過剰に反応するときは、解釈がズレている

私たちは、自分のことをよく分かっていると思い込んでいます。

 

自然と溢れてきた反応がどんな感情かを思考で判断していますが

意外と、自分がどんなことを感じているのかなんて

大人になっても分からないこともいっぱいあるものです。

 

先日、かかりつけの病院にいたとき、幼い兄弟がはしゃいでました。

おサルさんのように上手に、待合室にあるイスからイスへ飛び回って遊んでいたのです。

(これが良いとか悪いとかの話ではありません。)

 

私は、子供が騒ぐのが苦手で、このようなことがあるといつも嫌だなと感じてたので

自分の無邪気さを抑圧しているのかなぁ?なんて思っていたものです。

(しっくりきていませんでしたが。)

でもこの日、男の子が私の横にあるイスへジャ~ンプ♪しても

なんら気にならなかったのです。笑

 

あれ?おかしいな?こういうの嫌いなはずだったのに

と思って、よくよく自分を内観してみました。

 

 

  

これが嫌いだという判断はあてにならない 

 

 

・子供がぎゃーぎゃー騒ぐと嫌な気分になる

・子供が飛び回っていたけれど、嫌な気分にならない

この二つのシチュエーションでどんな違いがあるのだろう?と探してみたら、

それは、「大きな音」があるかないか、でした。

 

 

私は大きな音に敏感で、それが嫌だっただけで

子供が嫌いだったわけではなかったと気が付いたのです。笑

 

あぁ、はしゃいで大声を出しているときは苦手だけれど、

そうでなければ、はしゃいでても気にならないんだ、と分かりました。

逆に言えば、

音が大きければ、好きな音楽や場所ですら心地悪いのです。

 

 

つまり、

なんだかイヤだなという感覚が浮かんだとき、

その周りの状況を判断して、無意識に答えを導き出します。

これが嫌なんだな、と。

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かつて体験したことを無意識に解釈づけして、

それをベースに私たちは今起きていることを判断しています。

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似たような感覚を何度も体験すれば、自分の中での当たり前になっていくのです。

 

私は子供が嫌いだ、と信じて疑わなくなっていきます。

 

 

くっ付いている解釈がしっくりこないとき過剰な反応をする

 

 

騒いでいる子供たちが嫌だったのは、

私は大きな音が苦手である、という解釈が加えられていたからでした。

 

改めて気付いたこの解釈は、自分にとって良いも悪いもなく

ただシンプルに、あぁ、大きな音が嫌なだけなんだな、と気付くことができたので

出来事に対して、過剰にイライラしたりしなくなってきます。

 

それどころか、見知らぬ大人の近くで遊んでいる彼らに対して

どことなく親しみを覚えるほどになったのです。

 

 

過剰に反応しているときは、

くっ付けている解釈が自分に合っていません。

子供が苦手である、という解釈を加えているときには騒ぐ子供たちにイライラしていましたが

音が苦手であるという解釈に変わったら

賑やか過ぎてちょっと嫌だな、程度に収まるのです。

 

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大きな音が苦手だ、ということに気が付かないままでいれば

例えば、

怒鳴り散らしている人が目の前に居ると、

怒られることが嫌いなんだと、たいていは思い込むでしょう。

 

ただ単に大きな声が苦手なだけなんだなぁと分かると

相手に対して、必要以上に恐れることもなくなります。

  

 

感情が変わったとき、悩みが解消されたと思う

 

 

目の前の出来事は何も変わっていないので問題は解決していないようにみえますが

私たちは問題だと感じているのは、

過剰に反応してしまう自分を、どうにかしたいだけなのです。

 

目の前のことをなくしたいのではなく

それに対してネガティブな感情が揺れ動かなければ

なにも問題はありません。

 

  

子供が騒いでいる 嫌な感じがする

これらを組み合わせときに、子供が嫌いである、という答えを導きだしました。

この体験が飽きるたびに、このリンク付けを採用していれば

私は子供が苦手だ、ということになります。

 

子供=苦手

というリンクは本当だろうか?

と疑ってみるのも良いですね。

 

 

Aさんが怒鳴った。

嫌な気分になった。

 

Aさん=嫌いな人

というリンクが生まれれば、会うたびに嫌な気分になり

もし、職場が同じなら辞めたくなったりもします。

 

 

しかし、

Aさんが嫌いなのではなく、Aさんが大声を出しているのが嫌だ

という解釈に気付くことができれば

大声を出していないときのAさんはとくに問題はないのです。

 

四六時中大声を出しているわけではないので

会社を辞めたいという想いも、あまり浮かんでこなくなるでしょう。

 

 

悩みとは、このようなもので

くっ付けている解釈によって自分の捉えている感覚が大きく変わります。

 

認識する感覚が変われば、悩みは悩みではなくなるのです。

 

無意識に付けている解釈が、どれだけ私たちの人生を左右しているのだろうか、と

びっくりしますね。

 

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過剰に反応するときは、無意識にくっ付ている解釈が違うのかもしれない、

と、疑ってみると良いでしょう。

 

解釈が見つかってもなんだかピンと来ないときは、もっとピタッとはまるキーワードがあるということを表しています。

しっくりくる解釈を見つけると、一瞬にして体感が変わります。

 

すると、目の前の出来事に対する反応が変わり、

いつのまにか嫌だなと感じていたことが気にならなくなっていくことでしょう。

  

 

 

  

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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