「事実と解釈ワーク」 無意識の解釈が見つけにくいとき

私たちが認識している現実には、事実と解釈があります。

嬉しいな、嫌だなと感じているときには必ず

無意識の解釈が加わっています。

 

現実を事実と解釈に分けることができると、思い込みの状態から解消されます。

問題を解消するためには、現実から事実だけを取り出し、解釈を見つけ出すことが大切です。

この事実と解釈ワークは、

RYCメソッド初級講座や、潜在意識デザインノートでも扱っています。

このワークはとても効果的ですが、慣れないと少し難しいという声を頂くことがあります。

 

今日は、シンプルなのにとても深い、このワークの解説をしていきますね。

一人では上手くできなかった方は、参考にしてみてください。

 

 

  

事実を抜き出す

 

現実=事実+解釈 です。 

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何か気になること、嫌だなと感じていることなど

現実を出してみます。

 

例えば

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ここから事実だけを取り出します。

 

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事実を抜き出すのは慣れないと難しく感じることもあるかもしれませんが、

ここには、個人的な感情などが全く入りません。

少しでも、気持ちや思い込みなどが入っているものは事実ではないのです。

 

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 というような言葉が浮かんできます。

  

解釈が浮かんだとき、あまりピンと来ない場合もあるかもしれません。

近いけれどちょっと違うような感覚になるとしたら、

それは、まだ自分の無意識にアクセスしきれていないと言えます。

 

もっと何かを感じているはずなのです。

 

 

見えている現実には、何かが隠れている

 

投影の仕組みをご説明しますね。 

 

私たちは、相手や出来事を見ているようで、

実は、その奥にある何かを無意識に観ています。

 

表面的に見えている事柄を悩みや問題だと思っているとき、

その陰になっている部分に、本当に嫌だなと感じていることがあるのです。

 

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先ほどの「仕事に行くのが嫌」という現実は

表面的に捉えているAの面です。

 

その面をライトで照らすとき後ろ側に影が映し出されます。

 

ある視点で捉えているとき、影(無意識)となっているBの部分が

本当に嫌だなと感じていることなのです。

 

 

具体的に何が嫌なのか?を考えてみます。

 

「仕事に行くのが嫌」という悩みは

具体的には何が嫌なのでしょうか?

 

 

やりたくないことをやらなくちゃいけない

だったとします。

 

これが本当に嫌なことであって、仕事に行くのが嫌というのは

それを象徴したものなのですね。

 

なので、現実を「仕事に行くのが嫌」にしたままでは、出てきた解釈がピンと来ない場合がありますが、

現実を「やりたくないことをやらなくちゃいけない」にした場合

違う解釈が浮かんでくるでしょう。

 

 

現実をもっと具体的に表現してみる

 

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 すると・・解釈は?

 

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と出てきます。 

先ほどと違いますね。

 

 

慣れていれば、この解釈がすぐに出てくるようになります。

「仕事に行くのが嫌」という現実からでも、しっくりくる解釈が出てきますが

もし、ピンと来ない場合は、

現実を具体的に、違う表現をしてみると、無意識の解釈を見つけやすくなるでしょう。

 

 

1度だけでなく、何度も繰り返してみると、より一層深く潜在意識と繋がることができて

これだ!という解釈が出てくる瞬間、癒しと浄化の感覚が身体中に広がることでしょう。

 

 

ただシンプルに、事実と解釈に分けるだけのワークですが、

ぴったりなキーワードが解釈として出てきたとき、問題がその瞬間、解消されているのです。

 

 

加えている解釈が心地良くないだけ

 

 「仕事に行くのが嫌」と思っていると、

自分が仕事が嫌いなんだと思い込んでしまいます。

 

 

これを事実と解釈に分けることで、

「私は我慢している」という無意識の解釈が見えてきました。

 

 

仕事が嫌いなのではなく、

「私は我慢している」という解釈が加わった現実に対して

ネガティブな反応が生まれているにすぎません。

 

他の出来事にも、この解釈が加えられたとき、心地良くない気分になるのです。

 

 

しかし自分の無意識の情報に気付くことができないと、

仕事が嫌いだと思い込んで、何かを避けるような行動に繋がるかもしれません。

 

 

本当は何が嫌なのか?を自覚できないことで、勘違いした人生の選択をすることもあるかもしれないのです。

 

 

 

私たちは、浮かび上がる感情を自分の本当の気持ちだと信じ込んでいます。

 

好きという感情が浮かべば、それを採用し

嫌いという感情が浮かべば、それを避ける。

 

ワクワクしよう、気持ちよく居よう、という言葉をよく聞きますが

好き嫌いで測ってしまうと、勘違いしてしまいます。

 

 

何かを認識した時点で、必ず無意識の解釈が加わっています。

 

日常の中で、ちょっと気になる事柄を事実と解釈に分けていくことで、

自分の潜在意識を知ることができるのですね。

 

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慣れてくれば、普段から分けることができるようになります。

 

すると、自分にとって理想的な解釈を持つこともできるようになるのです。

意識で遊ぶ、潜在意識をデザインする、という感覚も実感できることでしょう。

 

  

 

 

 

 

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RYC認定講師 かなやまなほこ

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